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1980年以前の中学に家庭科、未必修の男性諸氏に医療従事者を含め必要かも。

[江戸野菜]食生活について語ろう

2022年03月31日 | 美容ダイエット

・江戸野菜 えどやさい
 主に江戸時代から第2次世界大戦直前まで栽培されていた特産品としての農産物があります。人口100万人といわれる江戸の胃袋を満たしていた野菜の中には産地の名前がついているものが数多くあります。
参勤交代時に諸国の地元の野菜を食べる為に種を 江戸に持ち込んだり将軍が種を取り寄せたりして栽培が始まったものなどあります。
伝統野菜で、いずれも固定種となっいるものです。栽培に手間が掛かり生産が激減していったものもあり最近は 個性的な食材として注目が集まっています。
JA東京中央会では、1989年(平成元年)より 江戸東京野菜の復活に取り組んでJA東京中央会が2011年に「江戸東京野菜」を商標登録しています。都内の農家に栽培を奨励し、 昔ながらの固定種のタネの有無の調査や、保存活動などをおこなっています。平成27年9月現在42種が認定を受けています。
 
江戸東京野菜の一覧
果菜類 11種 
きゅうり 
1.馬込半白胡瓜(大田区)、2.高井戸節成[半白]胡瓜(世田谷区)、3.豊島枝成胡瓜(豊島区)、4.砂村胡瓜(江東区) 
なす 
5.砂村茄子(江東区)、6.駒込茄子(文京区)、7.蔓細千成(多摩地域)、8.山茄子(多摩地域)、9.寺島茄子(墨田区)、10.真黒茄子(目黒区)、11.雑司が谷茄子(豊島区)
うり 
12.鳴子瓜(新宿区)、13.本田瓜(葛飾区)、14.東京大越瓜(中野区) 、15.小金井マクワ、16.府中御用ウリ[鳴子ウリ]
かぼちゃ 
17.淀橋[内藤]南瓜(新宿区)、18.居留木橋南瓜(品川区) 
唐辛子 
19.内藤とうがらし(新宿区) 
えんどう
20.川口エンドウ(八王子市)

 
根菜類 17種
かぶ 
21.東京[滝野川]長蕪(北区)、22.品川カブ、23.金町小蕪(葛飾区) 
にんじん 
24.砂村三寸人参(江東区)、25.滝野川台長人参(北区)、26.馬込三寸人参(大田区)、 
ごぼう 
27.滝野川牛蒡(北区) 、28.渡辺早生牛蒡(練馬区)
だいこん 
29.亀戸大根(江東区)、30.練馬大根、31.伝統大蔵大根(世田谷区)、32.高倉大根(八王子市)、33.二年子大根(荒川区)、34.汐入大根(荒川区)、35.志村みの早生大根(板橋区) 
しょうが 
36.谷中生姜(台東区) 、37.八王子生姜
わさび
38.奥多摩わさび

葉茎類 12種
東京うど 
39.東京独活(立川市) 
タケノコ 
40.目黒の筍 
長ねぎ 
41.千住一本葱(足立区)、42.砂村一本葱(江東区)、43.拝島ねぎ 
菜っ葉 
44.伝統・後関晩成小松菜(江戸川区)、45.伝統・城南小松菜(世田谷区、大田区等)、46.青茎三河島菜(荒川区)、47.のらぼう菜(アブラナ科[アブラナの1種]:多摩地域・あきる野市)、48.べか菜(アブラナ科[山東菜の1種]:江戸川区)、49.下山千歳白菜(世田谷区)、50.しんとり菜(アブラナ科:江戸川区 、足立区、葛飾区)、 

その他 2種
51.足立のつまもの、52.三河島枝豆

 JA東京中央会で42種以上を指定していますが、他にも知られる野菜とて砂川牛蒡(立川市)、早稲田ミョウガ(新宿区)、葛西蓮根(江戸川区)、足立の水ゼリ(足立区)、クリの豊多摩早生(杉並区)、西多摩 粟の古里一号(西多摩郡)、小山田ミツバ(町田市)などなど、江戸時代でも100万人以上にも及ぶ人の胃袋を満たすのにさまざまの作物を栽培していたことを見ることができました。

近年では地産地消の推進と共に、町おこしでこれらの野菜の栽培、加工品の再開発がおこなわれているようです。

 

ご愛読戴きましてありがとうございます。よりよい情報をお届けしてまいります。

 


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