原点を探すこと

「原点を探すこと」

風が吹いているときは

風と一緒に枝葉も飛んでいくよね

風と一緒に運ばれて行く

風が止むと枝葉も下に落ち

そこが彼らの落ち着く先となる

そうなんだよ

風は時間の流れだ

流れが速い時もある

止まってしまう時もある

止まると、いろいろなものは

そこに落ち着くことになる

落ち着く先が場所が決まると言うことだ

でもって、そこがまた始まりであり

終わりであると思うようになる

人はそれを原点と呼ぶかもしれん

原点に帰る事は、目の前を見ること

でもな、目の前に原点があるのに

時に人は目の前が見えないことがある

また風に乗ってどこかに行きたいとも思う

それもまた良いのだ

そう新しい原点を探すのも良い

「君の目の中」

「君の目の中」

君は時として

「ああ。。。あれは愛がなかった」

と反省することがあると思う。

うん。そうだね。

反省した瞬間があったんだね。

君の目の中にある

世界の反射は、その瞬間

きっと七色に輝いていたよ。

それでいいんだ。

君の目の中から新しい愛が生まれたんだよ。

それでいいんだよ。

新しい世界

「新しい世界」

とある準備が進んでいる

君の知らない世界の準備

新しい家のように思ってくれて良い

新しい家具も入れる

カーテンも新調するだろう

未来へと続く長い長い階段を君は登ってきた

ときには下がることもあったね

でも確実に登ってきた

すべては新しい家に入るための道や階段だったのだよ

そして、どうかその道端に咲く花も、途中で拾った種も

一緒に持っていこうではないか

個の輝き

「個の輝き」

太陽に汗流し、星に涙する。

朝に仰ぎ進みて

夕にたたずみ振り返る。

人の生きてる姿とは

陽の影で遊ぶに近い

昼には昼の

夜には夜の

色があり 形があり

それぞれの個の輝きは

すべてを持ち得る愛に

包まれた宝石のようである

波と対話すること

「波と対話すること」

波の音を想像してごらん。

波は繰り返し、繰り返し

そして時々、リズムを変えて

押し寄せる音を立てている。

そして、止むことはない。

波は誰にも邪魔をされずに

自分自身の時間を

ずっと、ずっと過ごしている

君よりもっと、もっと永い時間だ。

そんな波は自分自身をどう思っているだろうか。

たぶん、何もないだろう。

そう、君がそんな風に波の事を考えるまで

何もなかった。

でも、君が考えた事で、波は思ったかも知れない。

君と波は、また溶け合った時間を過ごした。