「無心なる景色」
誰もがこの山に対面した時
無心になるだろう
言葉にするには語はなく
表現するに自身の手足で足らず
誰もが立ち尽くすだろう
この山は山であって山と言わず
この存在の周りに私達皆が
集まっているかのようだ
この存在と共にただただ存在し
対面出来たこと
感謝したい。
「時の流れは風の如し」
時の流れと言うものは
風の流れに同じか
なぜなら君の
過ぎ去った過去にも未来にも
必ず君の作った渦が見えるからだ
風が流れて君の周りに
渦を作っていく
時は風の様だ
しかし風は掴めないし
流れ流れてまた新鮮な空気が
淀みなく注ぎ流れていく
だから君の作った渦巻きさえも
君が生きる限りは
風の如く流れて過ぎ去るものだ
気にするものではない
君が生きる限り
風は吹き続けるから。