湖の鳥居
湖に迫り立つ鳥居
この赤の鳥居は緑の森を
背にして際立っている
そして確かに湖上の空の
ある一点に向いている
湖上の一点には何かがあり
地上のあれこれを連系
させているのだろうか
私達がここに存在する意味が
ここにもある様に思えてならぬ。
比叡と湖
うっすら白い比叡は湖に
映え横たわる様は堂々としている。
この季節の寒さ厳しさが
比叡をより美しくさせ
湖はより暖かさを見せてくれる。
この二つの調和を
じっと見守り永遠の時を
与え続けてくれる自然。
その大いなる存在を
私はこの目で今、向かい会う。
そして、いつも思う。
時や場所や諸々の事
全てを越えたものなんて
無いんだ。
ただただここに感じる事
それが全てなんだと。