あの日…

父が危篤になった日の事

8/8お昼ご飯前に到着
(11時30分位)

前日の個室からナースステーションに近い個室に移動になっていた

「スイカ買ってきたの。食べる？」

…コクリ…と頷く…

娘がスプーンで小さく切って口に運ぶと3口ぐらい食べた

これが父の最期の食べ物となりました

最期の時まで点滴ではなく食物を食べる
…この為に6/5に手術をしました

胃の上部と直腸を繋げるバイパス手術です

正確には父の最期の食事は…
5/17に和食のファミレスで食べた釜あげ天婦羅うどんだったと思います

定期検診の帰りには必ずといっていいほど帰り道にあるこのファミレスに寄って食べていました

それが、5/17深夜に血が混じったものを大量に吐き

翌日の内視鏡検査で十二指腸に悪性リンパ腫が見つかり止血を試みるもじわじわと滲んでいる状態で何か食べ物を食べると消化液と共に出血してしまうのでこの日から好物は一切食べれなくなった

卵焼きやお浸しに醤油浸けて食べたい
キュウリの塩漬け食べたいといっていた

毎日欠かさず食べていたヨーグルトも吐いてしまってから
「また吐くといけないから食べない…」と言って拒否

結局、お粥でも昼のソーメンでも吐かない時の方が少なかったような気がする

はっきり言ってみるみるうちに痩せて行きました

大好きなお風呂も3ヶ月中2回だけ
それもシャワー浴のみ
黄疸さえ出なければ7/20日に退院して1回位は自宅のお風呂に入れていたかも…

こうやって…あの時あーしてれば…とかの後悔の気持ちばかりわいてきます