観劇三昧:中野劇団『10分間2010~タイムリープが止まらない~』
2017/7/22
ある女性が、大学の同期との飲み会中に、8時50分から9時までの間を延々繰り返すことになってしまう話。
たった10分間を何度も何度も繰り返す話だということは、タイトルでわかるのでなかなか期待値を上げにくい。
よっぽどうまくやらないと面白くならない。
ただ、そこはさすが実績のある劇団、繰り返しの中で少しずつ生まれる差異がきちんと予想を上回ってくるし、笑いどころもくっきりしているので、ゲラゲラ笑いながら最後まで見ることができた。
終わってみればタイムリープ作品の型どおりだったけど、先手先手で話を動かしているのでストレスもない。
作る側からすると、その緻密さがねたましい。
演劇は、役者さんが稽古段階でも同じ台詞を何度も繰り返し練習しているはずなので、タイムリープと相性がいいジャンルなのかもしれない。
================メモ================
「笑える賞」に投票(投票期間が過ぎたので気持ちだけ)
上演時間:1:54:04
公演時期:2010/11/20
作・演出:中野守
聖子:真野恵里
春親:唐仁原俊博
手島:三条上ル
湯木:辻中金吾郎
石川:桐山泰典
店員:田渕☆理恵
米村:湯川知行
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