2024/5/23
・新国立劇場からちょっと歩くと(迷ったので実際には結構歩いた)、岡本太郎記念館がある。
・もともとは自宅兼アトリエだったようなので、美術館というより人の家にお邪魔するような感覚。
・入館する前から、庭に異形のものたちがたくさんいる。
・写真撮影OKかわからなかったので、先に受付で確認してから庭を散策する。
・ドアの取っ手も岡本太郎風の足形だった。
・変なオブジェだなと思っていたら、育ち過ぎたショウブだった。あんなメカっぽくなるんだ。
・『犬の植木鉢』と、ベランダのミニ太陽の塔が圧倒的にかわいい。
・マティスは当時の評論家から「野獣のよう」と言われ、野獣派なんて呼ばれていたけど、本人は「人々を癒す肘掛け椅子のような作品」を目指していたらしい。
・半面、岡本太郎は困難を選べ、楽をするなというようなことを言う。
・実際、それぞれの作品を見ても、野獣っぽいかどうかで言えば、完全に岡本太郎のほうが上。
・赤と黒を大胆に使った絵。ポジティブなタイトルでも禍々しい印象を受ける。
・タイトルが『よろこび』であっても、悪魔との契約感がある。好き。
・小規模ながら、「タローのダンス」という企画展もやっていた。マティスの展覧会を意識しているのかな。
・そのまま『ダンス』という作品もあるが、高島屋大阪店に展示されているのでここでは見られない。
・代わりに油彩の下絵のような作品が展示されている。岡本太郎にしては珍しく余白が多く、おしゃれな感じすらする。カンディンスキーっぽい。
・自分は一か所をじっくり見たいタイプなんだけど、それでも1時間もあれば十分満足できた。
・いつか『太陽の塔』を見に大阪に行きたい。
・この流れなら『明日の神話』も観なければということで、渋谷マークシティに向かう。
・渋谷付近、ものすごく人が多い上に、複雑に交差する道路が理解できず、地図アプリを見ても迷う。スマホが位置情報の取得に難儀している。
・「渋谷のJR線から京王井の頭線へ移動する途中にある」という文字情報が一番わかりやすかった。でかすぎて通り過ぎるところだった。たしかに圧巻。
・原爆モチーフなんだけど、さっきまで見ていた『よろこび』などと受ける印象がそんなに変わらない。
・額面通り受け取っちゃ駄目なんだろうなと受け取った。
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