観劇三昧:『天邪鬼』
2017/1/1
昔話を具現化する超能力を持った子どもたちが、戦場で孤立する話。
「まだ開演時間ではありません」で始まり、「携帯電話の電源はお切りくださらなくて結構です」を繰り返す前説。
逆張りでプレッシャーをかけつつ、笑いも織り交ぜ、期待感を高める。
想像力を信じる話だと考えると、演劇の得意分野という感じ。
ただ、どう解釈しても爆弾には役に立たないので、「想像力」を過大評価しすぎているような。
昔話を利用して「想像力の話」っぽく見せているけど、やっぱりそれは単なる「超能力の話」なんじゃないかと思ってしまう。
赤いプロセミアムアーチ風の装置がステキ。
語りの圧は相変わらず。個々の役者さんはみんな強い。
「想像を具現化する」「信用できない語り手」という設定の組み合わせでうまく煙にまかれてしまったような印象。
================メモ================
上演時間 01:36:40
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます