反省させると犯罪者になります (新潮新書) | |
クリエーター情報なし | |
新潮社 |
2014/5/1
筆者は刑務所での累犯受刑者の更正支援者。
極端なタイトルだけど、正確には「(安易な)反省をさせると犯罪者になります」。
「悪いことをしてしまったときには、反省ではなく後悔」
「犯罪者の多くは、被害者に対して否定的な感情を持つ」
「反省文は本音を抑圧させる」
「正論は禁句」
「自己イメージを低めることで孤立する」
などなど、なるほどと思う。
実際にうまく真の反省に至った事例も書かれているが、そんなにうまくいくもんかなとも思ってしまう。
本書では、犯罪者が本音で語ることを重要視しているが、本音を語ることでその人の価値観が承認・強化されるような気もするけど、どうだろう。
また、「人に頼れる」ことが、更正の第一歩と結論付けているが、前に読んだ今共依存の本の内容と比べて考えてしまう。
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