
2018/9/4
・中止になってしまった今年の教文短編フェス。そこで上演予定だった笑の内閣『君の名は』の公開通し。
・京都からフェリーなどで丸一日かけて北海道上陸、電気もロクにない中で苦労して札幌到着、直後に短編フェスの中止が決定。
・被災した立場も忘れて「なんて気の毒な…」と思う。
・同じように思った人が多かったのか、告知からわずか20時間後の公演なのに77名のお客さんが集まる。
・演劇関係者が目立つ。わざわざ来てくれたこと、公演に踏み切ったことに対して、意気に感じた人が多かったんだと思う。あと、カンパ制につられて。
・本編自体は20分くらい。落語の枕のような前説と、アフタートークを含めて1時間くらい。
・主催の高間響さんがふらっと出てきて自虐と悪態でひょいひょい笑いを取っていく。語りが軽い。
・停電で苫小牧港付近が真っ暗なのを「初めて来る人が北海道ってそういうもんだと誤解する」という話が好き。
・あのタイミングでトリトンと純連やってたんだ。
・本編。二人のギャップだけで当たり前に面白いし、そこにお蝶夫人をねじ込んでくる脚本家の腕力もすごい。
・お蝶夫人が履いていた正面から見るとスポーツシューズっぽいのに、横から見るとハイヒールの靴。キャラには合ってるけど、よく見つけてきたな。
・劇中の歌がうまい。今回は急場だからかマイクなし。以前動画で見たときよりうまくなっているような気がする。マイク使って広い会場で気持ちよく歌ってほしかった。
・「その場にいない、審査員に、媚を売るのは、やめろ」というその場その時にしか使えないネタもちゃんと仕込んでいた。鴻上尚史さんに聞いてほしかった。
・終始ゲラゲラ笑った。いつもより笑いを欲していた状態だったのかも。自分はそんなに困窮したほうじゃないけど、やっぱり色々あって疲れていたような気がする。
・このレベルの作品が集う教文短編フェスが中止になったことは本当に残念。
・これ以上、本作の時事性が現実とシンクロするタイミングはもう来ないだろうと思うと無念すぎる。
・アフタートークで感想を求められたイトウワカナさんが、自分の感想を言わずに、客席にいる劇作家連中を次々と名指ししてきたのには戦々恐々とする。最終的に笑ったけど。
※カンパは小額でカンベンしてもらって、結婚お披露目パーティーのDVDを購入しました。イラストかわいい。
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