遠藤雷太のうろうろブログ

何かを観たら、とにかく400字または1000字以内で感想を書きつづるブログ。

ヨナス・ポヘール・ラスムセン監督『FLEE フリー』(2021年)

2024-02-06 00:39:50 | NETFLIX/Amazon/UNEXT/Apple TVで観た

本年度アカデミー賞3部門ノミネート!映画『FLEE フリー』本予告|6.10(金)公開

2024/2/5

・アフガニスタンで育ったアミンが亡命したときの様子を振り返る話。

・アニメなのは個人が特定されると危険だから。

・なので、本作のジャンルはドキュメンタリー。

・一昔前のストップモーションアニメみたいに動きがカクカクしているけど、この不穏な題材にはあっている感じ。

・政権に対して批判的な言動を示したという理由で彼の父親が逮捕されている。その後、どうなったかは描かれていない。

・前に見た『生きのびるために』もアフガニスタンだった。あそこ、もう少し何とかならんのか。

・とはいえ、これは本当にヨソの国だけの話なのかな。例えば、戦時中の日本はどうだったのか。

・特高、五人組、非国民なんて言葉を連想すると、あんまり違わないような気がする。

・歴史は繰り返すと言うし、日本人には亡命先も無さそうだから、なすがままになりそう。

・アミンは、若いころから自覚があるタイプのゲイ。

・しかしアフガニスタンにはゲイを表す言葉はないそうだ。存在しないことになっている。

・この性的指向の話がまさか後半ああいう感じでつながるとは。

・亡命のタイミングはギリギリだったようで、同じような境遇の人がたくさん殺されている。

・観光ビザを使ってロシアへ逃げる。生活はすでにスウェーデンに亡命していた長兄のおかげで何とかしているものの、滞在自体が違法というギリギリの生活。

・さんざん悪口を言われていたロシアの警察。

・たしかに「クソったれ」だったが、賄賂さえ渡せば見逃してくれる。日本だと逆に大変そう。

・狭いコンテナに詰め込まれて船旅はイヤすぎる。トイレや食べ物はどうしていたんだろう。聞き手も驚いていたけど、生きていたのが不思議。

・生き延びるためとはいえ、離れ離れになった家族を全員死んだことにしなければいけないのはつらい。

・なんとか亡命し、大人になって大切なパートナーを見つけたあとも、気持ちが安らぐことはない。辛い。

・幸いにも自分はわかりやすい差別を受けたり、治安の悪いところ、きわめて衛生環境の悪いところで生活せずに済んでいるけど、近い将来の日本がそうなっていないとは限らない。

・他山の石という言葉もあるし、こういう話への関心は失わないようにしたい。

(U-NEXT)


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