わけあって新しいPCを買いまして、ただいまセットアップ中です。この駄文も初めて新PCから更新してみているのですが。まあ別に今時のPCは買ってきてすぐ使えちゃうから便利なんですけど、僕の場合自分の好きなようにカスタマイズしてないとストレスを感じてしょうがないんですね。あんまりPCとか詳しくないくせに。FireFoxとか入れてないし、メディアプレイヤーも古くてビデオクリップが一部再生できなかったり。っつーかだいたい新品なのにWindowsXPを買っちゃうあたりどうよ。
以前、出張で海外に行くことになって、ダラダラと飛行機で時間をつぶす羽目になったんですが、どういうわけか僕はこういう時に映画を見ないんですよ。とくに嫌ったりしてるわけではないし自分でもよく分からないのですが、面倒くさいのかな?それでまあ、ほかにやることなんてないし音楽チャンネルをカチャカチャ回して聴いていたんですね。60'sヒットなんてのもあって、ビーチボーイズとかミスター・タンブリンマンとか(誰だっけ?)聴いたり、80'sは「サム・ライク・イット・ホット」なんてやってましたね。懐かしい。なんかこういうのって、こんな時じゃないとなかなか聴かないんですよね。
あとジャズライブを聴いたりしてましたがだいたいどれも1時間程度なので一回りしちゃって、「スムース」みたいな、あまり好きじゃない言い方のチャンネルにしてみました。まあおおかた耳障りのよいフュージョンというか、だけどスーパーの階段とかトイレでかかってる気の抜けたヒット曲のインストみたいな非道いのはなくて、のんびりゆったりぼんやりと聴いていたのですが、途中でちょっと気になる曲があって、曲を覚えようと思ったのですがどの曲がどれとか説明がないからよく分からない。しょうがないから帰ってからネットで航空会社のサービスのページで調べてみたらこの「FreeTEMPO」というユニットでした。
ついでにネットで検索したところ、どうも仙台の人がひとりユニットでやっているらしい。仙台は僕が昔いたことのあるところなので急に親近感を覚えて、他の曲も試聴してみてまあいい感じなので買い、と。ピチカート・ファイブを見つけた時以来、ひさびさに自分の中で新しいジャンルが見つかった感じがしました。とか言って、積極的に開拓しているわけでは全然ないのだけれど、それはまあさておき。
そんでAmazonで注文しようとおもったら「期待はずれ。もっとエキサイティングなユニット知ってたら教えてくれ」みたいな厭味な感想が載っていて、不思議と知ったかぶりな雰囲気がその短い感想から透けて見えてネットって怖いなと思っていたら「i-depもダメ」とか書いてあるので、ついでにそれも探してみたのです。そしたらオフィシャルサイトがあって試聴ができるんで聴いてみたら、それがたまたま知ってる曲だった、と。衛星チャンネルのサッカー番組が終わったあとの穴埋めに、セリエAのスーパープレーをだらだら流しているのがあって、降格される前のユーベントスにいたイブラヒモビッチの逆向きトラップが物凄く印象に残っているのですが、そのBGMがこの「Rainbow」だったんですね。で、2枚買い。
前も書いたかも知れませんが僕はいつも、まずは繰り返し聴いて、そのあとだんだん気に入った曲をつまむようになるんですが、曲調も似てるしと思ってそれぞれ2曲ずつのプレイリストを作って聴いてみたら、不思議なことにくっきりと印象が分かれて出ました。FreeTEMPOはメロディーが悲しげというか、翳があるんですね。i-depはなんか、明るい。Rainbowなんて、主題は悲しげとは言わないけど歌のあるメロディーだと思ってましたが、FreeTEMPOと並べて聴くとだいぶ明るく聴こえるんです。同じジャンルで、ボーカルも曲ごとに変えるとかジャズ、ボサノバ他いろんな所からアレンジを持ってきてるところとかすごく似てるように思えるんですが、ここまではっきり「陰/陽」という感じで対比が出るとは思ってませんでした。FreeTEMPOは一人でやっているから個性が出やすいとかあるんでしょうか。よくわからないけれど。聴く方としては気分で変えられるのは嬉しいですよ。ってなんかもう二つで一人みたいな扱いしちゃってますが。
FreeTEMPO「Oriental Quaint」forestnauts records POCE-3509
i-dep「Smile exchange」Aztribe AZT-003/TGCS-2753
CD買うと、試し買いでハズレちゃった場合とかを除いて、たいていヘビーローテーションをやります。アルバム派(またはLP・今言わないね)なのでまずは全部聴くのと、一通り楽しんでから自分なりに、というのとがあって、曲順も変えずに少しイヤになるまで毎日繰り返し聴きます。今ちょうど繰り返して聴いているCDがありまして、ほとぼりが冷めたらまたdiscography書こうと思います。この飽きるまで繰り返しレコードを聴いている期間がなんとなく好きなんですよね。別にそんなことないんだけど、ちょっと新しいコトやってるような気分で。半月くらいで1枚だいたい2000円也。高いんだか安いんだか。
最近は時間がなくてほとんどやらないんですが、一人暮らしの頃は意味もなく夜更かしをして深夜の音楽番組をボーっと眺めていたりしました。そんでその時にたまたま流れていたビデオクリップが気に入って、CDを買いに行ったということもたまにありました。野宮真貴のピチカートファイブ(高浪敬太郎がいた頃の、『トゥイギー・トゥイギー』とか)なんかそうでしたね。
これもそういう1枚です。比屋定という名前からすると沖縄とかの出身なんでしょうか。CDのラベル見たけど書いてなくてわからない。なんかスタジオライブみたいな所で歌ってました。えーと、声とか誰かに似ている気がするんだけど、、、まあ、普通に歌ってる様子と声と、あと曲のアレンジがボサノヴァ風に仕上がっていて歌声と合っているので「おっ」と思ってじっくり見てました。ホントのボサノヴァだとちょっと合わないんだけど『風』なのがよく合っている、っていう。にせもの、ってんじゃなくて、民族衣装の小物を借りてきてうまく着こなしちゃう感じ、って言えばいいでしょうか。
まあ1枚通して同じ調子と言ってしまえばそうですが、曲調は緩急織り交ぜていて1枚通して聴いても全然飽きない。少しだるめのボーカルと、歌いやすいメロディーと、アクセントをつけるブラジル楽器。本場嗜好の人には物足らないかもしれませんが、ソフトな感じでなかなかよいです。あとアナログ録音を売りにしてて、途中真ん中でレコード針を上げる時のような雑音をわざわざ入れています。凝ってますね。
Wikipediaで検索してみたらラジオのパーソナリティか何かをやってたにもかかわらず項目がない、という悲しい結果に。確かに、声も曲もいい感じなんだけど、細かいところで詰めてないというか引っ張り切れていないというか、あともう少しのところでブレークする予感に欠ける雰囲気がないこともない、とも思います。僕なんかはそういうちょい脇道っぽいところもまた好きなんですけどね。
比屋定篤子「のすたるじあ」Mint age ESCB 1857
わけあって最近は土日も何かと忙しく、とくに普段使わない頭を使わせられる用事が続いているのでとても疲れています。そんならこんなトコで油売ってないで寝ろっちゅう話ですが。
会社で新人が配属されて課のメンバーで自己紹介をやるっていうので「趣味:雑談」みたいな事を言ってみました。新人もクスクス笑ってはいたけど、本当のところどうなんでしょう。下手したら僕だって「上司が一生懸命やるから仕方なく」とか言われかねない世代であり立場になってきつつあるんですかね。いやあ、怖いですねえ。
タイトルと全然話題が違う。まさに雑談。