芝生

2009-09-30 00:00:00 | 発見アメリカ

僕の借りている家は住宅地にあるんですが、向こう三軒両隣、というか通りの家全部、きれいに芝生がそろっています。というかどこの家もそうなんですね。ここいらは水道料金が安いこともあって、一日おきに水を撒いて芝生を奇麗にしておきます。忘れずに水撒いてさえおけばきれいに生えそろってくれるのでまあ楽といえば楽なんですが。

まだ来たばかりのとき、会社が借りてる寮(ただの大きめの家)にいたんですが、1軒に4人もいてそれぞれ車を持っているので、一番遅く帰ってきた人が駐車スペースがなくて、普通は路駐をするんですがたまたまお向かいも路駐してたので芝生の上に停めたことがありました。そしたら、翌日ワイパーのところに「芝生の上に駐車するな。今度やったら大家に言いつけるぞ」というメモがはさんであった、ということでした。近所の人から注意されたんですね。ちょっとびっくりしました。わざわざ。日本だったら間違いなく路駐の方を注意されますよね。そんなに芝生が大事なんだ、と。

興味があったのでなんでこっちの人が芝生を重要視しているのか、何人かの人に訊いてみたのですが納得できる回答はまだ得られていません。というか、みんなそんなことにはあまり興味がないみたいだ。そうかなあ不思議じゃないですか?何か、ステータスを踏みにじられるような感覚を持っているように思えるのです。そのあたりの感覚が、いまひとつよく掴めません。やっぱ不思議だよね、自分の家には土足で入るのにね。

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Fates

2009-09-04 14:09:30 | discography

NHKの音楽番組って紅白とかのど自慢とか基本的にそんなに好きじゃないんですが、教育のクラシックなんかだと、もともとカメラワークは民放の及ぶところではないのに加えて大人しい音楽には非常に相性がよいらしくて、BGV的な目的でたまにビデオに撮ったりすることがあります。これもたまたま、NHKでやってた番組を見てて見つけたアーティストでした。ゴンチチが出てたやつ。Wikipedia見たら詳しく書いてありましたね。こんな感じで気に入った音楽を見つけるとちょっと得した気分です。ちなみに僕は「希少性」には特にこだわりがないので、紹介してくれる相手は口コミでも全国放送でも何でもいいんです。

このモングレインさん、胡坐をかくように座って膝の上にギターを寝せて、指版を叩いたり押さえたりするようにして弾きます。ギターは普通指で弾きますが叩く音がメインになるので、通常とは違ってハーモニクスが多用されたような浮揚感のある音になります。それから曲によってはギターのおなか、共鳴胴をはたいて独特のリズム感を出したりしています。

でも、やっぱりこの人は弾いてる絵があった方が断然音楽になりますな。普段から路上パフォーマンスとして公園なんかで弾いたりしてるみたいですし。インタビューで本人も「路上パフォーマンスの人を見てインスピレーションを受けて、真似して始めた」みたいなことを言っていたと思います。あと、なんだかYouTubeで自分のパフォーマンスを公開しているみたいです。その番組でもやってたけど、そういう浮揚感のある音楽とちょっと物珍しい感じのパフォーマンスが上手くマッチして、見ててとても面白いと思います。さすがに近所に、ではないですが街に出るとたまにこういったパフォーマンス、というか普通の路上ライブだったりしますが、そういうの見かけるとすごく得した気分になります。

この人、カナダの人だったと思うけど「ギターを始めるまではネクラな引きこもりだった」みたいなことも言っていた気がする。海外ニートのサクセスストーリー(なのか?)あやかりたい、とはいえ埋もれされられるような才能がなければ真似できないのです。

ERIK MONGRAIN「Fates」prophase music MVDA4585

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