都市の郊外の住宅地でも、車がないと絶対暮らして行けない、とまではいかなくてもすんごく不便。近所のスーパーまで数キロとか平気で離れているし。そんでまた、とにかくみんなよく買い物をします。町をつなぐ広めの通り沿いに、スーパーが1軒とあと細かいお店、携帯屋とかクリーニング、ピザ屋、リカーショップなんかが並んでる、っていうモールがあって、日常品はそういうお店で買うんですが、必ずカートがある。日本だとどこで見たっけな、手押しのでっかい籠ですね、あれに子供を向かい合わせに乗せて、みんな籠いっぱいにものを詰めている。
最初みんな金持ってんなーと思ったんだけど、よく見るとけっこうチラシについてるクーポンとか駆使して安くあげたりしてる。こちらは「100円引き」「半額」じゃなくて「1個買ったらもう1個タダ」「3個かって$2お得」という言い方をします。賢い買い物とは安く買うことではなくて、同じ金額で多く買うことなんですよね。うーん、徹底的に消費社会。あと、日本にもあるCostcoやIKEA、家電や家具店などは土日の午後ともなると駐車場の争奪戦になります。IKEAでベッドのマットレスを車にねじ込んでる人とかいて、すげえなあと思います。かくいう僕もIKEAでマットレス買って車で持ち帰りましたけどね。
でも土日の午前中はガラガラ。みんな教会に行っているらしいです。なるほどね。
小切手ですね。日本だとあんまり使う機会ってないと思いますけど、アメリカではフツーに使ってます。いわゆる当座預金にお金を入れておいて、チェックを切って振り出す。僕も、毎月カードの支払と光熱費と家賃はチェックで支払っています。最初はもらった手順書を見ながら恐る恐る切ってましたけど、慣れるとこれはこれで便利です。わりと気軽に郵送できますしね。わざと無効のチェックを切って、住所や銀行口座の証明に使ったりもします(でっかくVOIDって書いて無効にする)
そうやって普通に使っているので、僕のは銀行が口座作った時おまけでくれるチェックブックをそのまま使ってるんですけど、ネットや通販でミッキーやスヌーピーとかの絵柄チェックや、写真を取り込んでオーダーメイドのチェックを作ってくれるサービスもあります。まったく無いわけじゃないけど、料金支払いの口座自動引き落としってまずしない。もしかしてみんな機械というか自動化システムをあんまり信用していないんじゃないのかな。
カウボーイが日がな一日牛の面倒をみているような田舎ではどうだか知りませんが、都市郊外の住宅地では外に洗濯物を干している、というのを見たことがありません。何でだろうね。日差しは結構あると思うし、乾燥してるからすぐ乾くと思うんだけど。スコールとかが厭なのかな。
洗濯機は地下とかガレージに置いてあることが多く、大概乾燥機も一緒についています。僕が借りている家は地下にあって、コンクリート打ちっぱなしでひんやりしているので、除湿器を持ち込んで地下で洗濯物を干しています。乾燥機はちょっとだけかける。全部乾燥機で乾かすとすぐ生地が傷んじゃうんだよね。アメリカの服はそれじゃあ頑丈に出来ているか、というとそういうわけでもなさそうで、こちらの店で初めて買ったチノパンは、日本から持ってきた洗いざらしたズボンよりも先にお尻に穴が開きました。寿命約3か月。なめてんのか。
タイトルの「実践的日米比較文化論」ですけど、ためしにGoogleで検索してみたらすごく似てる名前の本が既に出てるんですね。
そちらの本の著者の方の名誉のために言っておきますが、このタイトルは私が会社のトイレで考え事をしているときに思いついたものですから。Googleで出てくる本とは何の関係もないですし、読んでヒントをもらったりもしてません。たまたま本を出せるくらいの能力がある人と、トイレで考え事をしてるレベルの人間が、同じようなタイトルを考え付いた、というだけのことです。こんなサイトと関係があるとか思われたらさぞかし困るでしょう。でもまあ、もし役に立つ何かをお求めの方は、検索されてみてはいかがでしょうか。
関係ないけど、アメリカからAmazon.co.jpで買い物して送ってもらえるんですよね。送料がすごいことになっちゃうけど。こないだどうしても我慢できなくてJリーグ年鑑を買いました。高速料金払って街の本屋に行くのとどっちがいいか、という話。楽天で日本と同じように買い物ができちゃったら、それこそもう日本にいるのと変わんないんだけど、こっちはダメでした。「ちゃんこ鍋セット」とかね。そりゃあダメか。