食事時に一杯

2009-06-18 00:00:00 | 発見アメリカ

大分間があきましたが、飲食店続き。

アメリカは基本的には車社会なので、飲酒運転には厳しくて捕まると速攻牢屋行きとなります。でも、もだって、も無し。怖いですね。ただし、白人の人は酒に強いというのがあるのでしょうか、だいたいビール1本くらいを飲んで醒ましてからだと、たとえおまわりさんに止められても問題ありません。いわゆる残留アルコール濃度っていうんですか、の基準が0じゃないんですね。たとえ飲んでいても、基準以下だと「OK、気をつけて帰れよ」基準を超えると「ハイ、ダメ。こっちに乗って」まあハッキリしているといえばそうなんだけど。

そういう社会事情もあって、ちょっと帰りに一杯、というのは電車とかで通っている人じゃないとなかなか気軽にはできません。とはいえ、みんなで夕食に行ったら乾杯のビールくらいは飲みたくなるもの。で、席についてメニュー見て、じゃあ皆さんビールでいいですか?すみませーん飲み物注文いいですか、コロナライト3つと、ハイネケン2つとバドワイザー。

とここまで来て、たまに

「すみません、今お酒ないんです、、、」

と言われることがある。けっこうある。

実は、お酒を出す飲食店は、もしかすると日本でもそうなのかも知れませんが、飲食店免許とは別に酒類販売の免許があるらしいんですね。でまた、これの更新が結構頻繁で、さらにアメリカらしいことにこの手続きが某年金関連省庁の向うを張るくらいお役所仕事。だから、ちゃんと手続き期間を見越して更新申請を出したにも関わらず、免許がない!という状況にしばしばなるのだそうです。

これで無免許酒販なんか見つかった日にゃ、その州でもう一度飲食店を出すのはまず無理でしょう、ってなことになっちゃうんだそうです。お役所仕事のくせにその影響が出たら自己責任なんだよね。で、そうなっちゃ困るので出さない。割を食うのは結局客なんですね。「向いの店で売ってるから、買ってきてもいいよ」なあんて言われるわけです。なんか、アメリカの行政の成り立ち方っていうのが分かるなあ、とか、そういえばここって禁酒法を作った国だったんだっけな、とかいろいろ思います。

実際そうなってみると分かるけど、ビール飲むつもりで夕食に行って、ジャスミンティーで食べるのって結構ストレス発散できないんですよ、これが。

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