これは一度でも旅行に来られた方ならすぐ気付くところですが、トイレの個室は脛のあたりから吹き抜けになっています。最初は落ち着かなくてね。洋式便座だからいいようなものの、和式だったらかがんだ尻が丸見えじゃないですか。って、アメリカで和式はないから大丈夫ですね。
一応犯罪防止ということらしいのですが、這いつくばったら見えちゃうよな、と思うと落ち着かなかったですよ。で、慣れるために必要な発想の転換ってのが「誰も這いつくばって見たりしねえよ」なのです。実利主義。まあそう言われればそうだよね。
あと、男性用と女性用の個室の数を同じにしてあるんだそうです。さすがに女性用の方に入ったことはないので僕がはっきりとは言えないのですが、外から見た全体の大きさからすると多分そう。昔「男性用と女性用で使用できる便器の数が異なるのは差別だ」みたいな裁判が起こされて、それから大概そうするようになったんだ、と聞きました。確かに、もっとアサガオ増やせば回転が速くなるのに、と思えるのに敢えて個室をたくさん作ってあって、アサガオは手洗いの横に申し訳程度の数があったりします。
あと、洗面台の上の消臭剤が一定間隔で自動でスプレー散布するところがあります。個室で考え事をしていたとき「シュッ」って音がして何かと思ったらコレでした。一般的にあまり汚い印象のところは少ないですね。ただ、マナーはよくないので前のヤツが汚した、ってのは多い。
手を洗ったあとの手拭きはたいていペーパータオルです。外交の場面でも「環境問題?よく分からないなあ。具体的に誰がどう困ってるワケ?」ってな態度を見かけることがありますが、国民レベルで「だって今あるし、便利だし」という雰囲気で、国民ひとりひとりが環境を考える、なんて言ってみたところで説得力ゼロ。ガンガン資源を使っています。
着任の前に一度出張する機会があって、空港に降り立った時の感想は
「・・・なんかヘンな匂い・・・」
でした。
なんていうんだろ、乾燥した空気の中にほんのりお菓子の匂い?ちょっと違うな、、、
だから初外国の感想は「匂いの違う国に来たんだな」でした。
今はなんとも思わないですけどね。慣れたんだろうなきっと。
あと、ホテルとかは多分香水とか掃除用の洗剤とかのにおいだと思いますが、平気でプンプンさせています。これも慣れたけど、今でもくさいなあとは思いますね。