なんだこりゃー

今使っているボトルの中身がそろそろお終いに近づいてきたので、銀座の伊東屋へポスターカラーを
買いに行った。お目当ての色はゼラニウム、土鈴に着色するための赤系の水彩絵の具だ。
赤系は何色かあるのだが、猫社長は真っ赤より少し落ち着いた感じの色気が気に入ってゼラニウムを
使っている。
ところがだ、家に帰って袋からポスターカラーのボトルを取り出してなんじゃこりゃーー。
太陽に吠えろの松田優作になった。ラベルはカーマインレッドと書いてある。なんてこった。
コインロッカー式の野菜の無人販売機でよく野菜を買う。アクリル製の窓から中の野菜を品定めして
お金を入れて買うシステムだ。
おおぶりのキャベツが１００円で３カ所に収まっていた。すぐ目に付いたロッカーに１００円を入れて
窓を開けキャベツを取り出した。
あれ？このキャベツなんか変。まん中がえぐれてぼろぼろと葉っぱが落ちるよ。
なんだこりゃーー。またもや松田優作になった。
このキャベツ、カラスにまん中ほじられてるよ。猫社長が種まきゃカラスがほじくるホイホイ。
ロッカーに収まっている他のキャベツはきれいだった。よくみとけば、こんなキャベツ選ばなかった。
注意力散漫がポスターカラーに続いてまたでてしまった。
でもこんなキャベツ売るな。

１１月９日から来年の１月７日まで日本橋丸善１階にて寅を中心とした展示即売をしてます。
福岡丸善、津田沼丸善でも同じく開催してます。
玉川高島屋ルーフギャラリーのショップでも販売中です。
横浜そごう６階ジャパンショップにも寅のアイテムが揃っています。

終わり無き伝説

雀ちゃんが古ーいビデオを貸してくれた。マイケル・ジャクソン終わり無き伝説。
１９８８年度作品でジャクソン５からスリラーまでの約２０年に渡るドキュメント映像の入った
ビデオだ。
よかったあ、ビデオがあって。前のデッキが壊れたとき、どうしようかなあと散々悩んだ末
ハードディスク、DVDとやっぱりビデオの付いたレコーダーを買った。
ビデオはいらないかなあと思ったけど、まだまだビデオデッキと決別したくなかった。
これからはブルーレイの時代なのになんでまたビデオなんか買うかなあとも言われた。
猫社長が終わり無き伝説を観て、うひょーと思わず唸ったのは、ジーン・ケリー、キャサリン・ヘップバーン
ソフィア・ローレン、サミー・デイビスJRのインタビューだった。映像を観ながら猫社長も彼らが
健在だった２０年前に戻っていた。画面の中で若いマイケルが踊っていた。
ビデオが終わると共にタイムマシンで一気に現在に戻る。２００９年インタビューを受けていた彼らはいない。
生きているのはソフィア・ローレンだけになっている。
そしてあの頃頂点を極めていたマイケルもすでにいなくなってしまった。
時間はすべての人に容赦なく老いと死をもたらす。それを古いビデオは超ハイスピードで見せてくれた
気がする。
ビデオに無断複製お断りと書いてあった。てことは複製できるってことかなあと裏読みした猫社長。
ダメ元でビデオをDVDにコピーしてみた。DVDを再生したらちゃんとすべてきれいにコピーできていた。
ビデオにはコピー防止機能がついていなかったらしい。個人で楽しむだけだからまあいいか。
いやあ、それにしても三種の神器レコーダーにしておいてやっぱよかったわあ。

１１月９日から来年の１月７日まで日本橋丸善１階にて寅を中心とした展示即売をしてます。
福岡丸善、津田沼丸善でも同じく開催してます。
玉川高島屋ルーフギャラリーのショップでも販売中です。
横浜そごう６階ジャパンショップにも寅のアイテムが揃っています。

青いミニトマト

春に、買ってきたミニトマトのポットを日のよく当たる庭に植え替えた。トマトの苗は背丈がニョキニョキ
伸びた。やがて物干し竿を越えそれでもまだまだ枝葉を広げついにジャングルになった。
夏にはあまり実を付けなかったトマトは１０月に入ってから花が猛烈に咲き始めた。
グレープフルーツみたいに５，６固づつ束になってあっちこっちでたわわにぶらさがっている。
でも寒いのかトマト達は大きくなるけど、青いままで色が付かない。まるでさなぎのまま春まで
冬眠するってごねているみたいだ。それでも根性で赤く色付くトマトをもいで食べている。酸っぱい。
秋になるともうトマトは赤くならないよとおば猫に言われてから、ジャングルミニトマトをそろそろ
抜くかどうしようかなあと思案している。まだジャングルトマトにはざっと見渡しても５０ヶ以上の
青い実が風に揺れている。
猫社長さん、まだ抜かないで、わたしたちがんばって絶対赤くなるからとトマトが囁いた。
いっそ青いまま収穫して青汁みたいなジュースにしちゃおうかな。
１１月９日から日本橋丸善１階にて寅を中心にした展示会が始まります。
福岡丸善、津田沼丸善でも開催してます。

猫社長のまじめなお知らせ

今回は陶芸家猫社長のまじめなお知らせです。月刊誌陶遊１１８号に何と猫社長の特集記事が総天然色
８ページに渡って掲載されておるのです。
陶遊は焼き物の専門誌で陶芸教室に通っていたり趣味で作陶をしている人のためのシンプルで優しい
本であります。今月の表紙は土鍋、猫社長も土鍋を出しているいやいや、本の中の人形作家シリーズで
いままで極秘中の丸秘、寅のレシピを披露しているのでござる。そしてなんと顔写真も載っけてしまった
のです。
あらこの写真アグネス・ラムじゃないの、と思うかもしれませんが、正真正銘猫社長でございます。
他にも土鍋の作り方、樹脂粘土で造るスイーツデコも載ってます。スイーツデコは猫社長も大変
興味深く読み、できたら作ってみたいなと思わせる特集でした。
本屋さんで絶賛発売、立ち見も歓迎。
新企画出版　陶遊　１１８号

you tubeデビューしました。コラムのブックマークに貼り付けてあります。
横浜そごう６階ジャパンショップに秋の新作が揃いました。きつね、たぬき、ふくろう、うさぎetc

メキシコから来た女

メキシコから来た女
杉花粉が飛んでいる日本から一時メキシコへ疎開していた大鷹ちゃん、そろそろ戻ってくる頃かと
思っていたら何と掛かってきたのは日本の病院からだった。
「猫社長、大変なのよ。わたくし豚インフルエンザの疑いを掛けられて隔離されているの」
「えーっ、あのマルゲリータ、カルボナーラ、アラビアータ、ペペロンチーノ、フェットチーネ、
　あれ何だっけ」
「もー、ナポリターノ国家安全保障長官、違うんだったら。成田行きの飛行機の中でお酒をガンガン
　飲んでへべれけになってフラフラになってその上直前に食べたチョコレートが口から流れ出てたらしくて
　血を吐いていると思われたらしいわ、そしたら、着陸後飛行機の中に入り込んできた検査官に無理矢理
　強制的に病院に連れてかれちゃったのよ。違う違うって言っても、成田の空気を吸い込んだとたん、
　くしゃみはでるは、鼻水はとまらないはで完全にインフルエンザ感染者扱いなの」
「そうそう、今年は杉が終わっても檜の花粉が多いらしいよ。もう少しメキシコにいればよかったのよ
　まあしばらく病院に入っていたらどう」
猫社長は今回のインフルエンザ騒動はあまり心配していない。大鷹ちゃんもすぐ出てこられるだろう。
だけどいつ何が起こっても不思議じゃない世の中だから、大鷹ちゃんとおいしいランチでもしておこう。