縁起笑店

縁起の道も招き猫から
陶芸家猫社長のつれづれコラム
横浜の縁起村から伊豆の満腹村に移住

緊急地震速報

2010-03-16 | 旬時候
ラジオを聞きながら仕事をしていたら、ピロローンと緊急地震速報のメロディがもっさりと流れた。
後何秒かで地震が来るんだな、椅子から離れ最初のグラでストーブを消そうと待ちかまえた。
だけど揺れない。ちょっともすんとも微動もしない。
なんだよ、いったいこれからどこが揺れるのか場所をいいなさい、と怒っていたら気が付いた。
そうだった。猫社長はラジオでテレビの相撲中継を聞いていたのだ。テレビを観ていたらテロップで
認識できたのだね。すまんすまん。
そのうち相撲中継が地震速報に変わった。
緊急地震速報って知ってはいたけどリアルタイムでは初めてだったのでちょっと緊張した。
ジェットコースターがゆっくりてっぺんに向かってあがって行くまでの緊張感にちょっと似ていた。
来るぞ、来るぞ、来たー。頂上から一気に急降下。ジェットコースターの醍醐味はここだと思う。
ジェットコースターの恐怖は乗らなければ避けられるけど、地震の恐怖からは避けられない。
狭い日本、地震、津波にシーシェパード。

冬のボウフラ

2010-03-11 | 旬時候
テレビ東京の空から日本を見てみようを観てたら目が回ってクラクラしてきた。
テレビを買え替えたからかもしれない。ハイビジョンで画面も大きくなったし明るいし。
なんだか本当にヘリコプターから地上を覗いている気分になっていたのかも・・・。
猫社長は後天性高所恐怖症だ。あまり画像がリアルなのも困るな。
春になったり、真冬に逆戻りしたりと猫社長の目よりくるくる変わる最近の天気。2月の後半に異様に
暖かい日があった。庭の石の水鉢の中でボウフラが踊っていた。
2月にボウフラを見たのは初めてだ。絶句、それよりもなによりもボウフラの生命力に驚愕。
水鉢の中にスポンジを詰めた。本格的に蚊が出現する前に蚊の湧き出そうなところを徹底的に潰そう、
そう決意した。すると隣の空の植木鉢が気になる、いつも水が溜まってる。それが問題だ。

海の星山の星

2010-03-08 | 旬時候
テレビのサスペンスドラマを観ていたら謎解きの中で、双子が生まれると縁起がよくないとかで
一人を里子にだすらしいと言うセリフがあった。で、犯人は双子の片割れだった。
こんな現代でもそんな迷信を信じて里子にだすかなあ、それで川端康成の古都を思い浮かべた。
双子の姉妹が違う境遇で育って巡り会う物語だ。でも古都は時代がうんと前だ。
そして同時にもうひとつの物語が猫社長の小学校時代の引き出しからふいに飛び出した。
たぶん月刊なかよしに連載されていた、望月あきらの「海の星山の星」という漫画。
双子の姉妹が赤ん坊の頃に離されて、一人は海運業を営む大金持ちの家の我が儘な娘に成長し、
もう一人はたぶん農家の娘で性格のいい娘となり、運命の再開をするって話だったような気がする。
「海の星山の星」の中で、ひとつだけ覚えている印象的なシーンがある。
我が儘娘がパパにお小遣いをせびるのだけど、パパがしぶしぶ渡したお札を手にして
「なーんだ千円ぽっち」とのたまったのだ。
当時の猫社長にとって千円は夢のお札、きっとその時、海運業の馬鹿娘にカチンときて頭の隅に
千円を笑う物は1円で泣くのだと記憶のハンコを脳の中に押したんだろうと思う。
「海の星山の星」の結末は覚えていない。猫社長が作者ならドラ娘をホームレスにして農家の娘を
王女様にしただろう。金の恨みは恐いのだ。
ネットでちょいと調べていたら、こんなことが出ていた。
双子が生まれると家を滅ぼすので先に生まれた子が「つゆはらい」とかで
格下扱いで里子に出される・・・
ずいぶん昔のことらしいけど、迷信を信じていた時代が本当にあったのだ。
つまり、双子は縁起物の中にはないってことか。うーん、そういえばそうかなあ。
双子の縁起物を知っている人がいたらぜひ教えてください。

女オリバーカーン

2010-02-22 | 旬時候
今日は平成22年2月22日ということで、猫社長も足跡を残しておこうと一筆、いな
一叩き申し候。
NHKのオリンピックダイジェストで女子カーリングを観た。相手はドイツ、今まで戦ってきた
アメリカ、カナダ、ロシアに比べて顔が恐い。あっ、ずるい、ドイツチームに男が混ざっている。
髪を伸ばしたオリバー・カーンがいるじゃないか、ってくらい似ている人がいた。
いやあ、迫力あるなあ、睨まれただけでもう猫社長は尻尾がさがってへっぴりごしだ。

ナーシャのパン

2010-02-07 | 旬時候
縁起村のはずれに小さなパン屋がオープンした。縁起村にはパン屋がおってさ、それを猟師が鉄砲で
打ってさ、煮てさ焼いてさ、ってことで覗いてみることにした。店内は思っていたよりもかなり狭かった。
3畳半といったところに棚がしつらえてあって、パンの種類は多いのだけどほれほどたくさんは並んで
いなかった。どれにしようかなと物色していたら、突然
「猫社長さん」とお店の人が声を掛けてきた。なんとパン屋の店主は大学の後輩のナーシャちゃんだった。
以前アンデルセンで修行していると聞いていたけど、縁起村でパン屋を開業したのだった。
お店と工房は隣接していてレジの横から見渡せる。工房に誰かいた。あっ、砂かけ婆だ。
「母です。一日おきに手伝いに来てくれてるんです」砂かけ婆、失礼、お母さんの手伝い以外は
すべて一人でまかなっているとナーシャちゃんは言った。
ナーシャちゃんのパンは良質の小麦や米粉を使っていて、ピロシキ、コロッケなんかの具材も
すべて自家製だ。贔屓目でなく本当においしかった。特にあんパンのあんは浪花屋の鯛焼きのあんと
味が似ていて絶品だ。でも人里離れた所にお店があるのと忙しくて宣伝ができないのとで
売り上げはイマイチ、イマサンなのだそうだ。
よしここは猫社長がちょっとだけ手助けをしよう。
パン屋のナーシャ、横浜市青葉区もえぎの、桐蔭学園の近く、横浜総合病院通り、松原さんのキッチン
工房の隣のマンションの一階、045-979-0630 最寄り駅はあざみの、でも遠くて歩いていけない。
これって地元の周辺地理に詳しい人でないとわかんないだろうな。お近くの方どうぞよろしく。

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横浜そごう6階ジャパンショップにお雛様が揃いました。