縁起笑店

縁起の道も招き猫から
陶芸家猫社長のつれづれコラム
横浜の縁起村から伊豆の満腹村に移住

お歯黒さん

2007-11-17 | Weblog
よもや世の顔を見忘れたとはいわさぬぞ。
う上様、いやこやつは上様の名を騙る不届き者、かまわぬ切れ切れーーー。
時々暴れん坊将軍の再放送を見ている。将軍吉宗が旗本の三男坊に身分を替えて江戸の町を
上物ではでな着物で好き勝手に徘徊するありえない設定、それが面白くてついついテレビの前に陣取ってしまう。
将軍吉宗が毎回悪人退治をしていたらさぞや当時のお江戸は平和で住みやすい町であったろう、ねっ越前。
民放の時代劇は時代考証は正しいもへったくれもない、うそを承知でありえねーといちゃもんつけながら
楽しく見る娯楽だ。だから死なない。
その点NHKは番組のエンドロールなんかに時代考証某とか出るくらいだからそれなりにしっかりしてる。
でもさすがにお歯黒の出演者はいない。昔の映画ではお歯黒にしていた女優さんをよく見ていた気がする。
お歯黒は作品にリアリティを増すけれど、見ている側としてもあまり気分のいいものでないのかもしれない。
宮崎葵の笑った顔がお歯黒、、、うひぇみたくねえ。
お歯黒は虫歯予防に効果があったんだって、くろぴかが美しいとされて週に何度か染め直したらしい。
現代の白髪染めみたいなものかねえ。