縁起笑店

縁起の道も招き猫から
陶芸家猫社長のつれづれコラム
横浜の縁起村から伊豆の満腹村に移住

天下りおじさんの公募展

2009-09-09 | Weblog
今日国立新美術館へ二科展を観に行った。けっして工藤静香の油絵を観たいから行ったわけではない。
先輩が出展していて入場券をいただいたからだ。
乃木坂へ向かう電車の中でボールチェーンタイプのマタニティマークをバックに吊している女性が
猫社長の前に座っていた。猫社長はウインドウ後部に赤ちゃんが乗ってますシールを貼ってある車とは
何度も遭遇していたが、お腹に赤ちゃんがいますと書いてあるマタニティマークを見るのは初めてだった。
その妊婦さんのお腹はまだぺちゃんこで猫社長の中年太りのお腹の方が絶対妊婦にみえるだろうなと思った。
お腹に脂肪が溜まっていますっていうメタボリックマークをさげたら誰か席を譲ってくれるだろうか、
いやいや、脂肪吸引が得意の美容外科に声を掛けられるくらいだろう。
もとい。公募展はいくつあるのだろう。とにかく多い、官僚が天下る法人協会と同じくらいありそうだ。
どの公募展に行っても驚くのは出品者の多さ、もしかして天下りのおじさんたちがこれといった仕事が
なくて暇をもてあまし理事長室で絵を描いて公募展に出しているんじゃないかと思うくらいだ。
世の中にこんなにたくさん絵を描く人がいるんだと思うと使われた絵の具だけでも富士山ができちゃう
気がする。だから富士山を描く人が多いのだ。
二科展は早歩きで観ても数時間掛かった。疲れ果ててもう何が何だかわからない。