縁起笑店

縁起の道も招き猫から
陶芸家猫社長のつれづれコラム
横浜の縁起村から伊豆の満腹村に移住

ピノコは呪怨

2011-08-18 | ピノコ
あつい、あづい、あぐい、あぐうわ、あぐら、あぐらぼくじょう。

スイカは暑くないと食べる気にならない。
今日はスイカの食べ頃指数は満点だ。行く夏を惜しみながら
スイカをグサグササクサクとかぶりついていたら
猫社長の足下にあやしい気配が忍び寄って来た。
ピノコだった。ピノコがテーブルの下から猫社長を恨めしげに見上げていた。
じとーと見つめるオール黒目はまるで呪怨みたいだった。
押入の襖を開けるとでたー、
炬燵のふとんをめくって中を覗くと小さな頭がにゅーっと、でたー。
天井を見上げると天板の隙間から覗いている痩せた体の黒目の男の子、でたでたでたー。
動物は相手にどこを見ているか悟られないように目の玉が黒目なんだって。
人間は進化か退化かしらないが白目の中に黒目がある。
黒目がちの瞳は魅力的だけど全部黒いと恐い。吸い込まれそうだ。
最近恐い映画や怪談話を聞いてもちっとも涼しくならないのだけど、年のせい?