縁起笑店

縁起の道も招き猫から
陶芸家猫社長のつれづれコラム
横浜の縁起村から伊豆の満腹村に移住

人のことをとやかく言えない

2012-01-11 | Weblog
縁起村で一番おおきな書店に入ってぶらぶらした。
特に何かを買うという目的はなかったのだけれど、
活字にふれたくなっていろいろ手にとって中を見たり読んだりしていた。
学生の頃は本屋さんで小一時間を過ごして最後に文庫本などを
購入した。結構楽しいひとときだった。
旅行のコーナーで昔懐かしの分厚い時刻表をひょいとつかんで
レジに持って行く妙齢の女の人がいた。
へ~、この時代に時刻表を買う人っているんだ。
おいおい、猫社長、
そのとき、引き出しの奥にしまってあった古い記憶が飛び出した。
昔々、猫社長が年末にカレンダー売り場で何を買おうかいろいろ選んでいたら。
一緒にいた赤牛ちゃんが「カレンダーをわざわざお金出して買うの?」と言われた。
当時は今のカレンダー売り場ほど賑わっていなかった。
カレンダーは会社や銀行、商店から貰った物を使うのが主流だった。
時刻表を買ったお姉さんごめんなさい。
時刻表だって、カレンダーだって、日記だって手帳だって
オケラだってあめんぼだって必要とするひとがいるから
売っているんだよね。

その日は結局マックピープルを買って帰った。