人類がいなくなったら大変なことに

仕事をしていたらめまいがした。年かなあ、働き過ぎかなあ。
違った、地震だった。
ラジオでは震源は三陸沖だと言っている。
目の前をよぎったのは福一の４号機だった。

人類が突然滅亡したら、地球は数十年で自然がもりもり回復して
海も山も大地も動物たちの楽園に戻るのだろうと
思っていた。
ところがどっこい、そうではないことがわかった。
世界中に散らばっている原発が電源を喪失してメルトダウンを起こし
あっちゅうまに放射能だらけになってしまうのだ。
だから人類はそう簡単にはいなくなるわけにはいかなくなった。
なんだかねえ、とんでもないものをこさえたもんだ。

憂いの電話が来たよ

今度の衆院選に関する電話アンケートがかかってきた。
有名な新聞社を名のっている。
初めてだ。あれこれ問答があった後
誰に投票するか答えて下さいと電話の向こうでお姉さんが聞いてきた。
まだわからんと言うと、誰でもいいから一応答えてくれと言う。
仕方がないので消去法で答えた。
今回支持する党はどこですかと聞いてきた。
横柄で一方的な口の利き方に
ちょっとむかっときたので「味覚党」と言った。
まじめに答えてくれと言うので今度は「エッフェル塔」と言った。
猫社長はへそが曲がっているので決まっていたとしても
お前になんか絶対に言うもんか。
でも本当は今のところどないもこないも決まっていない。

昔、阿川佐和子さんの父上の書いた
日本を憂いてなぜ悪い　というほんの題名を思い出した。
ほんと憂いちゃうよ。