縁起笑店

縁起の道も招き猫から
陶芸家猫社長のつれづれコラム
横浜の縁起村から伊豆の満腹村に移住

寛ちゃん高いよ

2014-05-02 | Weblog
デパートの美術画廊を見ていたら展示してある河合寛次郎の壺が
ケースの中から猫社長にこっちゃこいこっちゃこいと手招きした。
「寛ちゃん、猫社長の家に連れて帰ってほしいの?」
といそいそ近寄って値段をみたら585万円だった。
どひぇ
前にもこのブログに書いたけど、友人のマクワウリちゃんの家には
お父さんが手に入れた河合寛次郎の壺があった。
お父さんは猫社長に「寛次郎だよ、いいだろ」と自慢げに見せてくれた。
ところがマクワウリちゃんの家族は骨董、美術にはまったく興味が無く、お父さんが亡くなった後
寛次朗の壺を落として割ってしまっても100円ショップの花瓶を割ってしまったのと同じ程度にしか
感じていないみたいだった。
ショックだった。
猫社長はその時のショックがいまだに尾を引いている。
寛次朗は大好きな作家で少なからず影響を受けている。
あの壺が無くなってしまったんだ。
宝物は価値の分かる人の側にいてなんぼの世界なんやなあ。

それにしても585万円とはすごいなあ。
小さな物でもいいからいつか何か手に入れたい。