縁起笑店

縁起の道も招き猫から
陶芸家猫社長のつれづれコラム
横浜の縁起村から伊豆の満腹村に移住

肉食の貴婦人

2009-10-23 | 両生類 虫 その他
奇跡のりんごは無農薬、無肥料でりんごを作っている青森のおじさんのど根性話。テレビでその苦労、
苦心涙の話を観た。りんごは農薬を撒かないと虫に食われてほとんど収穫ができないらしい。
昔信州の林檎畑の横の道路を通りかかったとき、まっしろい農薬のシャワーをまだ青いりんごに振りかけ
ているところに出くわした。りんごも幹も葉っぱもおしろいをぬったみたいになっていた。
猫社長は農薬を吸わないように林檎畑を通り過ぎるまで息を止めていた。
有機栽培のりんごにとって一番必要なことは林檎自身が強くなることだそうだ。そんな話の中で
ある共通点を見つけた。何の共通点か、おじさんは畑に生える雑草をそのままにして刈ったりしない
らしい。実は猫社長の庭も草ぼうぼうの雑草天国だ。本当は草むしりをしたいのは山々海海なのだけど
蚊がいっぱいいるし、暑いし、めんどくさいし、どうせ秋になったら枯れるだろうとかで手つかずしている。
ところがそれが効果をもたらすのだ。草が生い茂る、消毒もしない、虫にとってはまことに住み心地が
いい。害虫もやってくるけどその害虫を食べる虫もやってくる。
梅の木の側に大きな蜘蛛の巣を発見した。トックリのような形に色とりどりの模様がみえる
気持ち悪いけど鳥肌がたつほど美しい。彼女?は巣のまん中に貴婦人のごとく陣取り、仕留めた獲物を
勲章のように飾り立て見せつけていた。
秋が深まりぼうぼうだった庭の雑草も枯れ、走り回るピノコはいつも草の種まみれになっている。
雑草の種はピノコにしっかりしがみつきそれを取るのは大変な労力がいった。
蚊もチャドクガもいなくなった今ようやく草むしりができるようになった。
秋の雑草は根が張っているから五十肩には堪える。

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横浜そごう6階ジャパンショップに寅のアイテムが揃いました

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