縁起笑店

縁起の道も招き猫から
陶芸家猫社長のつれづれコラム
横浜の縁起村から伊豆の満腹村に移住

赤西仁のコンサート、初ジャニーズ

2011-01-15 | Weblog
ココナッツちゃんがゴチしてくれた。さいたまスーパーアリーナ、赤西仁のチケット。
いやあ、まさかジャニーズ系のコンサートに猫社長が行くなんて誰が想像しただろうか。
ココナッツちゃんはロスやシカゴまで赤西を観に行くアラカンの追っかけちゃん。
で、今回は御相伴に預かったということだ。
夕闇迫るさいたま新都心駅は若い女の子達でむせかえっていた。いやはや何だかおばちゃん猫社長
気恥ずかしー。そこでココナッツちゃんと落ち合った。
席は3階だった。いわゆるアルプススタンドで下に見えるアリーナが深くて巨大なあり地獄に見える。
出入り口から階段を上っていたらこともあろうに足がすくんで動けなくなった。
高所恐怖症がこんなところででてしまった。
何しろ3階は急峻ですごい斜面なのだ。目の前が崖そんな気分。ジャンプしたらそのまま下まで
一気に落ちていきそうな感じなのだ。
足の裏がムズムズ、膝はガクガク。猫社長決壊、表層人間雪崩。
階段の手すりにつかまり下を見ないように後ろ向きに下っていたら、女の子が笑いながら
大丈夫ですかと声を掛けてくれた。
大丈夫じゃない、恐い、もうだめ。ああ、情けない。
ココナッツちゃんに促されて何とか席に着いたものの、前の座席の背もたれにしがみついた状態で座っていた。
コンサートが始まると共に回りは一斉に立ち上がる。猫社長は生きた心地がしない。
それでも数十分経つと少しずつ慣れてきた。起て立つんだ猫社長。
ためしてガッテンでも時間が経つとその状況に慣れる、それが高所恐怖症克服の克服法だと
言っていた。猫社長もガッテンした。起てたぞ。
でも足の裏のムズムズは最後まで消えることはなかった。
ココナッツちゃんは最初から最後まで立ちっぱなし、ノリノリだった。体力あるなあ。
コンサートの感想、さいたまアリーナを一人でいっぱいにする赤西君てすごいなあ。
ここからだと点にしか見えなかった。
アイドルっぽくない演出がよかったです、はい。
でもでも今後アルプススタンドだけは絶対行かないぞ。
そうそう赤羽の隣は川口だったのね。キューポラはどこだ。

ピノコのきらいな二・三の事柄

2011-01-13 | Weblog
ピノコきらいな事柄
箒。。猫社長が箒で庭を掃いていたらいきなり先っぽに襲いかかってきた。これが一度や二度ではないので
本物だ。
公園の松林の下。。松の枯葉が大量に畳み針みたいに落ちている。これが肉球に刺さるらしく
松林の下の数十メートルを通る時、時々ピョンとスキップする。それをいやがって公園から出ようとするので本物だ。
おやじ。。ピノコは女性や子供にはめっぽう愛想がいい。ちぎれるほど尻尾を振るし触られても怒らない。
ところがすべてという分けではないけれど、男性、特に年配の人に吠える時がある。
すれ違った時、後ろから追い抜き様、前から近づいてくる人とかにワンワンやるのでちょっと困る。
バツが悪いのだ。
婆猫。。何しろだめ、理由はまったく分からない。頭を撫でようとすると歯を剥く。
家の中から婆猫がピノコと呼んで掃き出し窓の側に近づくとピノコはガラスに突進し恐ろしい形相で
吠え続ける。自分より下だと見ているのかも。それにしても異常な行動だ。
こいつの切れキャラ何とかならないかね。

伊達直人に続け

2011-01-10 | Weblog
全国にタイガーマスクこと伊達直人が出没している。
寒くて世知辛い世の中だけど、ちょっと暖かい出来事だ。
ある日、施設の前にランドセルや玩具、お菓子と共に大金の入った封筒が置かれていた。
封筒の中には「これは私達が月々おふくろから貰う小遣いのほんの一部です。気持ちですが子供達の
ために使ってください」と書かれた便箋があった。署名は鳩山兄弟となっていた。
またある日のこと、かなり大金の入った封筒が施設のポストに投函されていた。
「子供達、ひいては国民の生活が一番のために使って下さい。このお金はけっして後ろ暗いお金では
ありません。私は法に触れることはいっさいしてませんから」
封筒の中に入っていたカードの署名は小沢一郎となっていた。
そのうち、石川五右衛門、ねずみ小僧がでてくる。。。てことはないだろうね。


洋書、翻訳者で読み比べたら

2011-01-08 | Weblog
柴田元幸訳の「紙の空から」からを読んでいる。英語で書かれた海外のいろいろな小説家の短編集だ。
ところが期待していたのに冒頭の小説からつまらない、筋がどうとかではない。とにかく読みにくい。
その理由がわかった。
「紙の空から」にジュディ・バドニッツのdirectionsが入っていた。偶然猫社長はバドニッツの短編集を
持っていてその中にもこのdirectionsがあることに読んでいて気がついた。
directoinsは「紙の空から」では題名が道順になっている。バドニッツの短編集では道案内。
冒頭読み比べ。
ここは多くの顔を持つ街だ。折り重なりながら、暗い片隅まで伸びていく。ネオンサインとアスファルトの
指を広げ、魔法の絨毯のようにみずからを開く。日ごとに街は変わる。街の中心には脈打つ心臓が
あるが、どこが中心なのか誰も知らない。
ナタリーは実際的な女の子である。お金とか、日常の雑事とかに関してではない。心に関して
実際的なのだ。(柴田訳)
ここはいくつもの顔をもつ街だ。幾重にも折りたたんだ壁の奥に暗い角を隠している。街はネオンと
アスファルトの指を細く長く伸ばす。魔法の絨毯を広げるように。ほどけて開く。街は一日一日
姿を変える。中心には心臓が脈打っているがその中心がどこにあるのか誰も知らない。
ナタリーは堅実な娘だ。お金や日々の暮らしのことではない。自分の心に関して堅実なのだ(岸本佐知子訳)

柴田訳は王様みたいにほぼ直訳なんだろう。高速道路の星だ。これでは読解力の乏しい猫社長は
面白く読めない。
それにしても岸本さんはすごい。きっとそれほどでもない洋書も岸本佐知子さんの手にかかれば
魔法をかけて面白い作品に仕上げてしまうのだろう。
これから洋書は翻訳者で選ぼう。ね、ピノコ。

麻雀実写版

2011-01-05 | Weblog
逗子のトンビさんの家で麻雀をすることになった。
ネット麻雀からついに人間相手の実写版だ。ワクワク。
集まった面子は久しぶりに牌を触るトンビさん、ネット麻雀で役だけ知ってる猫社長、
そして麻雀初心者のムジナちゃんと穴熊ちゃん。
サイコロを振って牌を並べて席を決め、まずは全員の積んだ牌をオープンにしてレクチャー。
早い話、ムジナちゃんと穴熊ちゃんは取り敢えずリーチでいきましょうといことになった。
ネット麻雀は展開が早いし、会話もない。
ものすごーくスローテンポだけど、お菓子を食べたり、ビールを飲んだり、埒もない話をしながらの
人間麻雀はやっぱりいいと思った。
ネット配信で小説を読むのと、手に重みを感じながら栞を握りしめ本を読む、そんな違いだ。
ボケ防止、手先の運動にもなるし、婆さんになったらしょっちゅう集まって麻雀しようよ。と
トンビさんが言った。
もう婆さんだよ、と猫社長がそう言いながら、チーポンする。
麻雀が強くなるコツはチーポンしないことだよ、とトンビさんが猫社長を睨む。
麻雀って性格が出るってほんとだね。気が短い猫社長は安くてもなんでもあがりたいのであった。

猫社長の家に年代物の麻雀セットがあった。黄色く変色して裏の竹が所々欠けていた。
いつの日かこの古い牌たちの活躍する日が来るだろうか。