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昨夜田舎の兄ちゃんから電話がありました。わたしの幼なじみの宏志と鰻を捕まえに行って、とてつもない大きなウナギを捕まえたとか・・・・田舎は年寄りばかりで人が少なくなり、イノシシが闊歩したり、めったにお目にかからない日本特産種のヤマドリがいたりと、今や昔の里山以前の世界が繰り広げられているようです。写真は去年の7月帰省の際の兄ちゃんの捕まえた鰻です。
竹林整備のタケノコ採りなどで、最近よく遊んでもらっている波多江さんからのお誘いでキス釣りに出かけてきました。4月には3桁近い釣果のあったキスですが、5月解禁でいたるところに網が張られ、果たしてキスは釣れるのでしょうか。
やってきたのは福吉の羽島沖です。この羽島の防波堤にはたくさんの思い出もあります。今は亡き後輩の福盛くんとの釣りや、若い時分師匠ナベさんとの釣行など、楽しい思い出を作ってくれたところです。
20Cmほどのキスがぽっぽっ釣れます。
水深は19mほどですが、なんと波多江さんは電動リールを使っての釣りです。浅瀬でのリールの巻取りは別に苦ではないように思いますが、この船をよく使う高齢の常連さんはキス釣りも電動リールとか・・・・確かにこの日は潮も船も流れが速く、30mくらい道糸が引き出されます。やはり電動が楽かな・・・・
釣り始めて3時間ほどの10時を回ったころ、北西の風がすこし強くなり始めました。錘を通常の倍ほど重くしますが、さらに道糸が引き出されます。なるほどやはり電動かな・・・・
ぽつぽつですが釣果も伸びています。
船の流され方が速くポイントから外れるので、移動が多くなります。
波多江さんと船長は旧知の仲で、他愛のない会話で弾んでいます。
まだ11時ですが、風がさらに強くなりました。そこそこの釣果もあったのでここで帰港となります。
まだまだエサもたくさん残りましたが、欲のない波多江さんは、今日は釣りで疲れることもなくてよかった・・・・私と釣りに行く仲間はなんと欲のない人が多いことか・・・・私の胸の内は「餌もいっぱいあって、まだまだやれたのに」・・・・
しかしながら今日も楽しい釣りとなりました。
12-3Cm以下のキスはリリースして、本日の釣果はキス36匹、チャリコ(マダイの子)2匹、いつもならご近所や友人にお裾分けするのですが、木工細工の師匠中園さんへ5匹おすそ分けして、後はフライが好きな孫たちのお腹に収まります。
この小さなキスと2匹のチャリコを全て3枚に捌くのは非常に疲れるのですが、「じいじ おいしかった」の一言を聞きたくて頑張りました。
邂逅を少し・・・・小さいころの私のキス竿は、コサン竹を切り出したもの、ガイドは陶製で自分で取付、リールは台湾リール、おもりはナツメ型の中通しオモリ、道糸の延長にキツネ針、当時の子供たちのほとんどがこの仕掛けでした。ただ、ぶげんしゃ(分限者:お金持ちのこと)の子供は六角のバンブーロッドにスピニングリールを持っている子もいて、投てきの音が我々の「ガガー ガガー ガガー」に対し、「スルー スルー スルー」この音を聞き、羨望を感じてなりませんでした。また、キス釣りで体全体に伝わるあの「ぶるっ」の体感はこの上ない喜びでした。写真は田舎でのキス釣りに興じた「干拓地」です。当時はカワキィ(アオギス)もたくさんいました。Googlemapより
「むかい きいごついの ぶるっちゆう あんあたいは けっしち わするっこっがでけん」
昔 キス釣りで ぶるっという あのあたりは 決して 忘れることができません
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