ワカメの若葉が早くも店頭に並んでいます。早速買い求めて酢味噌と味噌汁でいただきます。今の若いワカメは茎まで柔らかく磯の香りも強く絶品です。
先週14日に引き続き19日の昨日もクロ釣りに出かけてきました。あくまでもターゲットはクロだったのですが、結果はイサキの貧果となります。本日の出港は午前7時ですが、6時30分には港に着きました。
先週、竿の忘れ物があったわたしは道具を点検しながら、タックルを車から下ろしていきます。隣の福田船長操る「大耕丸」さんは、烏帽子での鯛ラバだそうです。
本日も波高1m以内と凪の予報に、港の船にはたくさんの釣り人です。
午前7時出港です。
壱岐郷ノ浦を朝7時発で博多港へ向かうフェリーです。約2時間半の船旅です。
名島に着きましたが、思った以上に南西の風が強そうです。
先週のクロ釣り場に錨をかけようとしますが、風波が強く風裏に錨を打ち釣りを開始します。根が荒く、浅いところは水深が10m少しのため、前回忘れてしまった船フカセ用の竿(SHIMANOボーダレス)でクロを狙います。全誘導仕掛け(ウキ下は固定せず自然に仕掛けを沈めて釣る仕掛け)が楽しいのでしょうが、ウネリと風がそこそこ強いので、2号負荷の棒ウキ、ハリスは4号の2本針約8mの仕掛けとします。
ウキ下は4-6mで、船から沖アミの餌をパラパラと撒きながら流していきます。
撒き餌が効いてきた数投目、気持ちよい消し込みとラインがバチバチっと出て行き、上がってきたのは40Cm近い黒っぽい居つきのイサキです。
風も少し強くなったようです。
釣友で船長の藤井さんにも型の良いイサキが釣れました。
ミヨシ(船のへさき)で釣る私は船の錨を船首から入れているため、波の揺れに踏ん張る足が疲れます。風裏のポイントを探して錨を入れますが、アブッテカモ(スズメダイ)の入れ食いに、ついにギブアップします。
このアブッテカモは福岡市の郷土料理で塩を付けて焼いた料理名でもあります。初夏の塩漬けの焼いた抱卵アブッテカモはプチプチの触感が珍重されます。焙って噛もう(焼いて食べようと)と、あぶって食べれば鴨の味がする、この2つの名前の由来があります。オセンゴロシ(お仙殺し)と呼ぶ地域もあるみたいで、骨は小さな割には硬い骨で、お仙という女性がこの魚を食べて、喉に骨が刺さり腫れて死んだのが由来だそうです。エサ取りでなければ大変可愛い魚です。
まだお昼を少し回ったところですが、スロージグ名手の藤井さんの「ちよっと遊んで帰りましょうか。」の声にも乗らず、帰りましょう・・・・
姫島の風裏ではクロ釣りでしょうかレジャーボートが1艘います。
このポイント「産の穴」というそうですが、30数年前には師匠ナベさんたちと、岐志港からフェリーで20分程のこの島へクロ釣りによく行きました。途中まで遊歩道がありますが、ごろた石の磯場を釣り餌等の重い荷物を持ち汗だくで釣り場到着です。当時は足裏サイズ(30Cm前後)のクロがよく楽しませてくれました。いまは70代のナベさんですが、まだまだ現役バリバリの磯釣り師です。昨年5月の九重登山では、さすがに靴は違いますが、釣服SHIMANOに身を包んだお茶目なナベさんです。
魚探に写る小イワシに集まる、いま旬のブランド名「糸島 サワラ」を狙って、多数の漁船が湾内を走り回っています。
体力維持の登山も休みがちですが、二丈岳の麓大入港に着きました。
今日の釣果は二人でイサキ8枚とウマヅラハギ2枚でした。貧果の中でもいつも釣りの楽しさはやってきます。
タイラバ釣りで出港した「大耕丸」さんは、まだ帰ってきていません。乗船した釣り人さん達の大漁を祈りつつ、本日も藤井さんありがとうございました。
帰ってすぐにすべて3枚におろします。愚妻は半身の1枚を刺身でいただき、わたしはその中から1切れ2切れの刺身で満足です。残りは息子たち家族で刺身やフライとカワハギは煮つけで、孫たちのお腹に収まります。今日は近所にはお裾分けはありません。
釣り道具の後始末は大変です。花の少ない冬にうつむき加減に視線をそらして好意を寄せる可愛い娘のような、クリスマスローズの花芽も大きくなりました。
「しおらひっか こん はなぁ わっぜむぞかなぁ~」
おしとやかな この 花は 大変 可愛いですね
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