虫エサが豊富となるこの季節、設置していたバードフィーダー(小鳥の餌台)もすでに撤去しました。「ツツピーピー ツツピー」と前のお家のテレビアンテナの上でテリトリーの宣誓をしているのでしょうか、シジュウカラがさかんに囀っています。我が家のもう一人の可愛い娘「なつ」ちゃんも、手術から一週間というのにすこぶる元気になりました。7cm程の切開手術後6日間しかたっていないのですが、動物の治癒能力の高さには感服です。
大阪の姉ちゃんたちからも今年も春が届きました。わたしたち家族全員が大好きな佃煮「かなぎ(いかなご)の くぎ煮」です。けっして釘を一緒に煮るのではなく、「いかなご」の子が「引き抜いた古釘に似ている」ところから「くぎ煮」と言われているそうです。
2013年3月10日ちょうど6年前のこの時期、亀ケ丘で撮影した大好きな姉ちゃん達夫婦です。
3月9日友人藤井さんの船で「ウキ流し」に行ってきました。まだ薄暗い午前6時、解凍しておいてもらったオキアミ6角と氷を6個、いつもの「中原釣具店」 http://www.q.turi.ne.jp/nakahara/ で購入してホームの大入港へ向かいます。
もうすぐ日の出です。
無風ベタナギと、前回の2月18日につづき絶好の釣り日和です。すべてレジャー船ですがこの好天気に出船準備はわたしたちだけです。船の持ち主の方は高齢の方も多く、日が完全に昇ってからの出船でしょうか。
予定どうり、日の出の6時30分過ぎ出船です。
目的地は長崎県壱岐の名島沖です。所要時間はゆっくり1時間20分ほどで、私は狭い船倉で横になると、夢の世界へとエンジン音がいざなってくれます。
午前8時過ぎベタナギの中を、波風の抵抗もなくは滑走したので1時間ほどで目的地に到着しました。
ここのポイントは急激な立ち上がりの瀬で、大潮の最終日ということもあり、潮が通す時間帯はベタナギであっても大きく波打つポイントです。
名島からクロ釣りの好ポイントのイズミ瀬周りには、たくさんの漁船が青物(ブリ、ヒラス、サワラなどの回遊魚)釣りです。
針の仕掛けをセットします。ここは潮の流れや釣れる魚を想定して、針の数やハリスの大きさと長さ、ハリスの枝素の長さや天秤から最初の針までの長さなど、大げさに言うと釣果を左右する選択となります。仕掛けは本日4回ほど変更していますが、最初は長さは全長15m、最初の針まで天秤のクッションから6mほどの長さを取り、針は1ヒロ(150cm)間隔で6本バリ、針の号数は1番先がマダイ針10号、枝素の長さは70cmで針がマダイ針9号で挑みます。
良い型のイサキがポツポツと釣れだしたころ、船長藤井さんに43cmオーバーのクロが釣れます。
エサを溶かしておいてもらったのでカチカチに凍ったエサを解凍することもなく、快適な流れで釣ができます。思うにこの「快適な釣りの一連の所作の流れ」こそが釣りの極意のような気がします。
わたしに50cmオーバーのサクラダイ(マダイ)が釣れました。
錘負荷35号のウキは40号、ウキ下は天秤まで8mほどの浅瀬をターゲットとします。このポイントまでおよそ120m先ですが潮の速さと電動リールの力を借りるとさほど苦になりません。
潮の流れる方向も刻々と変化するので、船の立て直しに苦労します。
生簀も少し賑やかになってきました。
田舎の先輩で釣友の大作兄ぃは、舳先の狭い釣り場所で道糸PEやハリスの絡みで、なかなか釣りの流れに乗れないで苦労しています。
潮の流れる方向が大きく変化して魚のあたりが遠のいたので、錨を上げ再度先ほどのポイントへ流れるように船を固定します。
このイサキは通年市場には入荷されて芥屋の船頭英ちゃんも年中漁に出かけていますが、ここ玄界灘の美味しい旬の時期というのは産卵期直前のゴールデンウィーク頃から7月初旬頃までです。「麦わらイサキ」、「梅雨イサキ」などと呼ばれ、脂ののり具合で美味しい時期との差がかなりある魚です。しかし、私自身は脂の乗りに乗った魚より、12月ごろからゴールデンウィークまでの程よい脂の乗りのイサキも大変美味しいと思います。
潮が緩んでくると経験からマダイが釣れるチャンスでもありますが、足が速くないエサ取りも多くなります。
大作兄ぃもやっと釣りの流れが戻り、イサキの多点掛けにドヤ顔でわたしを挑発します。
本日2枚目の60cmのタイが釣れました。食べて美味しいのは目の下一尺(45 cm程)から60cm程と言われます。これ以上のタイは往々にして身に締まりがなく大味な気がします。しかしながら釣り人としては大鯛に憧れます。
写真は2017年11月、英ちゃんの三祥丸でのウキ流しで釣れた78cmのメス鯛です。大きい割には美しい魚体でした。
午後3時潮どまりとなりました。
午後4時過ぎ型の良いイサキが釣れました。そろそろ納竿しないと・・・・
一部ですが、シマノのスペーザ35Lサイズのクーラは満杯です。
ギリギリの17時前納竿です。帰りもわたしは船室で横になります。
暗くならないうちにと帰路を急ぎます。
薄暗くなった大入港に到着しました。
家々にはすでに明かりがともっています。
釣果は前回よりも少なかったのですが、十分な釣果でした。
ウマズラハギもたくさん釣れました。19時急ぐ帰路ですが大作兄ぃにわがまま言って何軒か友人宅に魚を下ろし、大作兄ぃのお客様加布里のチャンポン屋さん「長崎亭」で夕食をご馳走になりました。我儘で生意気な後輩に先輩はつらいですね・・・・ごちそうさまです・・・・
釣りの後片付けは大変です。昨日は雨でしたが今日は上天気で釣り具も乾きそうです。
先ほど「ガタン」と音がしたので見るとなんと・・・・ライフジャケットが・・・・落ちたショックでしょうか自動膨張機能が発動してパンパンになっています・・・・ガクッ・・・・予定のなかった4千円程の出費・・・・後ほど中原釣具店に持ち込みます。
「しもた まぁたぜんがいっごなった のさんこっじゃ」
しまった また出費となります あーあ
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