信州ビーナスラインの小さなイタリア料理店から

夫婦で営む小さな伊料理店「オステリア白樺」の日々。標高1500mの車山高原は八ヶ岳がのぞめる空気の澄んだところです。

山菜のフリット

2007-04-10 21:31:17 | おうちの料理・おやつ

そろそろ本格的にフキノトウが顔を出すようになりました。

やっぱり一番おいしいのはフキミソだと思うのですが、
今日は夕食の一品にとフリットを作ることにしました。
一緒にヨモギの若葉も摘んで・・・。

衣はイーストを使って作ります。
和食の天ぷらの衣と言えば、

1・かき混ぜすぎない
2・生地の温度を上げない
3・作りおきしない

などなど約束事がきっちりありますが、
イーストを使うフリットの衣はいわば正反対。つまり

1・よくかき混ぜてOK
2・ぬるま湯で大丈夫
3・作ってしばらくおくとなおいい

とラクチンなことこのうえありません
分量は適量ですが、薄力粉に塩・砂糖をそれぞれひとつまみ
それからドライイーストを少々入れて、ぐるぐるとかきまぜるだけ。
堅さはぽってりと落ちるくらいですが、葉物につけるときは濃いめに、
厚みのあるフキノトウなどは少しゆるめがいいようです。
しばらく室温においておくと、イーストの働きでふんわりとした生地になるんですよ。

具はたいていのものは合いますが、とくに人参の葉っぱ(←苦くて堅いのでそのままは食べにくい)がこの衣ととっても相性が良いのです。
塩と砂糖で下味がついているので、そのままサクサクポリポリ、
息子もびっくりするくらい食べてくれます

なので同じように苦くて堅いよもぎや、多分春菊なども合うと思います。
コツは長めにカラッとしっかり揚げること、かな。

今日は桜海老と新玉ねぎ、人参のかきあげも残った衣で作って
ボリュームたっぷりな一品になりました。

ビーナスラインのイタリア料理店
オステリア白樺



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