あまり聞き覚えのない「関山街道開削受難の地」や「熊沢大滝」を巡る関山街道フォーラム協議会主催の探訪会があるというので、思い切って参加しました、熊が住宅地に頻繁に出没する昨今、単独で森に入るのは危険、まして「熊沢大滝」といかにも熊に合いそうですので、団体行動は安心、助かります
集合場所は、広瀬市民センター、そこから車に分乗し、山形との県境のスノージェットのある付近の駐車場に移動します、柵を越え、沢伝いに「坂下境目番所跡」を目指します
沢を越えてほぼ平行して国道48号線が走ります
少し開けた場所にでると、
「関山街道開削受難の地」碑がありました、明治13年、旧関山隧道の工事中に起こった爆裂事故で23名の方が亡くなり、その後、慰霊碑が建てられました
藩政時代も国境でもあり、坂下境目番所が置かれていました
また、広瀬川の源流地点でもあります
このあたり、沢を隔ててすぐ国道48号線ですが、渡れる場所がありません、やはり手前のスノージェット駐車場が一番近いです、右手奥方面が山形側です
「峰渡り」として、昔から仙台と山形との重要な峠越えの道です、関山街道フォーラム協議会では、毎年4月29日前後に先人に学ぶ峠越えの「峰渡り」を実施しているとか、体力を鍛えて是非参加してみたいものです
このあといよいよ「熊沢大滝」に向かいます、一旦仙台方面にもどり、除雪ステーションから左手に折れ、橋を渡ります
この道「熊沢林道」といって定義山に抜ける道ですが、この先一般車は入れません
手前から左手の沢伝いに上流へ向かうと
滝らしきものが見えてきます
どんどん進みます
水量豊富、ここが「熊沢大滝」です
滝の方から吹き抜ける風が涼しい、気分爽快です
さらに幻の滝があるというので、一旦戻り、右手に折れ渓流伝いに進みます
勢いよく滝が流れてます、周りには幾筋も岩の切れ込みがあり、大雨になれば、水が流れ込む場所なのでしょう。
沢伝いに戻るとこんな場所ににも粗大ごみがあるとは・・・。
48号線を温泉街に戻ります、紫陽花がきれいな場所の山側に「湯神神社」があります
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作並温泉の縁起では、奈良時代の「行基」や鎌倉時代の「源頼朝」の名前がでてきますが、はっきりしているのは、江戸時代に岩松旅館の初代が温泉地を整備したこと、そういえば川沿いの露天風呂にいく長い階段に苦労の跡が偲ばれますね
この神社の先を進むと、
「作並二ツ岩」がありました
周囲を巡るミニトレッキングコースのような感じです
歴史ある街道筋には、まだまだ魅力あふれる逸話や仙山線など歴史遺産がありそうです
国道48号線、関山街道の魅力を発信している関山街道フォーラム協議会のHPは
関山街道フォーラム協議会 (sekiyamaforum.com)