珈琲焙煎「FTC不忘園」は、地下鉄東西線卸町駅から10分ほどの住宅街にあります。好みの珈琲生豆を選んで店頭で焙煎、購入できます。焙煎が終わるまで、奥の喫茶スペース「かろん」で珈琲(300円)をいただいて待つのもよし、なぜなら・・・・。
なんと言っても、店内のコレクションが懐かしいものばかりです。玩具からプラモデル、オーディオ、アクセサリーなどなど、古くなれば廃棄していたかもしれませんが、オーナーさんは、ずっと保存していたそうです。また、先代は、お茶屋さんが本業で、倉庫には、商売上の様々な品々もあり、店内に飾るうちに、どんどん集まってきて今にいたるとのこと。
日本茶もきっちり販売しています。
私の好みにぴったり、飲みやすくしかも香りもたしかに味わえる珈琲です。
お気づきでしょうか、店内にある車のフィギィアは、大なり小なりほぼすべて「フォルクスワーゲン タイプⅡ(バス)」です。お店の配送車もタイプⅡ、現役で活躍しています。スティックシュガー入れも、実は、フォルクスワーゲンのエンジン部品をインテリアに改造、びっくりです。
地下鉄東西線の開通で、卸町近辺も激変していますが、こちらの「FTC不忘園」は、オープンしてすでに20数年、ご主人が配送、奥様が店番と焙煎担当と聞きましたが、地域に密着し、固定ファンも多数。中には、転勤族でファンになり、来仙の折には、必ず来店されるお客さんもいるとか。
おしゃれなカフェが話題になりますが、美味しい珈琲、懐かしいレトロな店内、飾らないご夫婦との会話に時間も忘れます。安らぎも感じる珈琲焙煎喫茶「FTC不忘園」に、すっかり魅了された午後でした。
「FTC不忘園」の公式HPは
FTC不忘園 | フルオーダーメイドのコーヒー豆専門店 (fuboen.com)