15年ぶりに横浜に行く機会があり、思い切って横浜市内に1泊、山手西洋館、中華街、夜景などいろいろ日程に詰め込んでみました。お金をかけず、いままで点でしか知らない横浜を面で見てみようと、とにかくウオーキングで歩きながら”街探”しました。シニアにも無理なく楽しめる時間を過ごすことが出来ました
【レトロ建築横浜三塔巡り編】
歴史ある港町横浜、関東大震災で壊滅的被害を受けましたが、その後、昭和初期に建てられたレトロ洋風建築が、数多く残っています。『横浜三塔』として親しまれている神奈川県庁本庁舎(愛称KING)、横浜税関(愛称QUEEN)、横浜市開港記念会館(愛称JACK)はその代表格です
まずは、堂々たるKING(神奈川県庁本庁舎)です
茶褐色のタイルと幾何学模様がなんともレトロ
入口の表示が英語表示なのは、いかにも国際都市港横浜ならではです
1F入り口のロビーです、実は、KINGは6Fの屋上展望台までエレベーターで自由に上がれます。
6F歴史展示室には設計図などが展示
6Fの塔屋から屋上をぐるっとめぐると、JACK(横浜市開港記念会館)が右手に見えます。
港や繁華街をのぞむことが出来ます
歴史的建造物であるとともに、県庁本庁舎として現役で使われているのは驚きです
続いてQUEEN(横浜税関)です
イスラム寺院を連想させるドーム型塔が印象的です
KING(神奈川県庁本庁舎)からも近く、6F屋上からは丸いドーム、そして横浜港がすぐ望めます
歴史的建造物はまだまだあり、レトロ建築に興味のある方には、堪らないエリアですね
建物の中には、開設以来の税関の資料が展示されていて、なかなか普段見ることがない資料ですので意外と楽しめるものでした 入口右手に税関のイメージキャラクター「カスタム君」お出向かえ、麻薬探知犬のラブラドールレトリバーがモデルとか
そして三塔目は 国指定重要文化財にもなっているJACK(横浜市開港記念会館)です
保存改修のため3年休館していましたが、GW前にオープンしました
KING(神奈川県庁本庁舎)の屋上からの眺めです
こちらも現役で中区の公会堂として使われています 赤と白のコントラストが鮮やかな大阪中之島公会堂と並ぶ二大公会堂です。
ステンドグラスが有名です
アールのついた階段と窓枠
明治の開港後、整備されつつある横浜港、中央に象の鼻がみえます
珍しいペリーが乗った船「黒船ポーハタン号」のステンドグラスです
床ののタイル張りもそのまま保存活用されています
みなと大通り側からみたJACKです
堂々たる構えのJACK(横浜市開港記念会館)でした
歴史的建造物を修理保存し、活用している横浜と古いものがどんどんなくなる仙台、歴史的成り立ちや規模が全然違う部分を差し引いても、なにかやれることはないのか、考える二日間でもありました