仙台街探(まちたん)プラス

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仙台城下町”辻標”八十八か所巡り⑨ 仙台駅東側連坊小路・新寺小路付近を巡りました。

2023年09月06日 | 仙台城下辻標八十八か所巡り

仙台市の”辻標”八十八か所巡り。9月に入り、幾分朝晩は、暑さも和らいできているような。日中は、歩くとやはり、じっとり汗をかきます。仙台駅東側、東北本線より右側を巡ります。4か所の辻標を確認しました。

83番「表柴田町(おもてしばたまち)/元茶畑(もとちゃばたけ)」

仙台一高グランドの南西角にあります。

「表柴田町」 元茶畑と東街道の間の足軽町でした。裏柴田町同様、柴田郡から召し出された足軽衆が住んでいました。町内には、白鳥神社がありますが、これも足軽衆の故郷柴田郡平村(現大河原町)の神社から分霊だそうです。

新幹線の高架の先は、南鍛冶町・穀町方面です。

東西線の開通や学院大学五橋キャンパスの影響でしょうか、開発ラッシュです。

「本茶畑」 長泉寺横丁から南鍛冶町・穀町方面に至る通りおよび周辺を指していました。江戸時代初期には、伊達藩の御茶畑でしたが、その後侍屋敷となり、仙台一高の敷地にもなりました。

35番「長泉寺横丁(ちょうせんじよこちょう)/連坊小路(れんぼうこうじ)」

仙台一高西北の角に立地。

「長泉寺横丁」 連坊小路元茶畑から新寺小路に至る道で、かつて西側に長泉寺がありましたが、明治中期に焼失した松音寺と合併し、現在の松音寺となったそうです。

「連坊小路」 五橋交差点から木下の東街道沿いまで、陸奥国分寺関連の二十四坊があり、この名が付いたとされています。明治以降、鉄道が町を横切り、一高や二女高(二華高)が建ちました。かつては、小路の通り、幅3mぐらいしかありませんでしたが、昭和には拡幅され、そして地下鉄東西線が開通し、小路の面影は、ありません。

36番「新寺小路(しんてらこうじ)/二軒茶屋(にけんちゃや)」

仙台駅東側新北目町ガードをくぐり、まっすぐ宮城野方面に向かい、建仁寺の向かい側にあります。

「新寺小路」 江戸時代初期に城下町拡張により、元寺小路か移転新寺小路となったことが始まり。由緒が古く、仏像や文化材、著名人の墓も多く、都市計画により、道路が拡張され、墓地の一部は葛岡に移転するなど、近代的な寺町に変貌しました。

「二軒茶屋」 新寺小路東端と東街道の交差するあたりに、宮城野原を見渡せる「大久保・鹿島」という二軒の茶屋があったことが由来です。戦後都市化と共に、練兵場跡は、総合グラウンドに、そして野球場は、楽天野球団の本拠地となっていますね。

42番「東街道(あずまかいどう)/木ノ下(きのした)」

聖ウルスラ学院栄智幼稚園の向かい側にあります。

「東街道」は、みちのくとやまとを結ぶ重要な交通路。県内では、名取平野西部の山裾を通り、宮城野、陸奥国分寺を経て多賀城に通じていたとされています。

「木ノ下」 陸奥国分寺跡の周辺の”木ノ下”は、古今和歌集の歌枕にもなっていて、みちのくへの憧憬を誘います。

東街道は、東部エリアに抜ける重要道路ですが、都市計画や地下鉄開業により、この一角は裏通りとなったようです。バス時刻表を見ても、仙台駅方面には日中1時間に1本だけですね、静かといえば静かですが。

付近には、かつて”宝くじで当たる”と評判だった商店があり、もしかしたらと思い、購入しました。さて、どうでしょうか。

参考資料

「辻標」 仙台市文化財パンフレット第三十五集 編集発行 仙台市教育委員会文化財課

「仙台城下の町名由来と町割」 著者 古田義弘 発行所 本の森

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東北学院大学聴講⑥前期終了 後期は土樋キャンパスへ

2023年09月04日 | 大学聴講

4月から東北学院大学の聴講生となり、五橋キャンパスに週1回通いました。受講したのは、教養学部の名物授業、言語文化学科 下館和巳教授の「文化プロデュース」論で、300人くらい受講していました。文化にとどまらず、各業種の先端に従事している方々のお話は、学生たちがこれから生きる上で指針になったのではないでしょうか。

「聴講」、読んで字の如しですので聞くだけ、出席表も出す必要もありませんでしたが、8月上旬講義の最後に、受講者の氏名を読み上げ返事することになり、数十年ぶりに緊張しました。15回の講義中、都合で1回だけ休みましたが、出席回数は”優等生”ですね。

仙台圏で大学の授業を聴講できるのは、私立大3~4校ぐらいでしょうか。一般学生に交じってリアルに授業を受けるのは、刺激的です。前期が五橋キャンパスでしたが、後期、9月下旬からいよいよ土樋キャンパスで受講です。高校・大学と学ぶ機会が少なかった世界史(ヨーロッパ史)の講義です、非常に楽しみにしています。

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昭和世代の聖地 ライブドーム「STARDUST」で記念コンサート

2023年09月04日 | イベント・ライブ・伝統芸能

出身高校の創立を記念したチャリティーライブコンサートが開かれるというので、青葉区本町にあるライブドーム「STARDUST」にいってきました。大昔一度お邪魔した記憶がありますが、十数年ぶりです。

ライブハウスは、仙台にもいろいろありますが、こちらの会場ではどちらかというと、”昭和歌謡”、”ディスコ”、”ジャズ系”などが開催され、シニアがドハマリする音楽イベント目白押し会場です。

 

主演者のサイン色紙もライブハウス感満載です。

出身高校の大先輩 SAXの梅津和時さん、VOのテリー橋本さんのコラボレーションでジャンルを超えたジャズ、ロック、美空ひばりさんの楽曲など、高校OB中心の昭和シニア世代には、ぴったりでした。

SAXの梅津和時さんは、70代半ば、さりげなく出身高校の校歌を演奏、母校愛をくすぐります。

 

 

VOのテリー橋本さんは、70代前半、張りのある声は、出席者を圧倒します。

 

こちらの会場のセールスポイントは、ライブドームというように、吹き抜けドームになっていて空が見えることです。解放感抜群ですね。

休憩を挟んで約2時間のライブは、音楽を通しての解放感、そして改めての母校の先輩の活躍を誇りに思う時間でした。

こちらの会場で、仙台の”沢田研史”さんのライブが近々開催されます。ほんとによく似てる、いやそれ以上との評判を聞いたことがあります。ご興味のある方は、是非「STARDUST」へ。

Livedome「STARDUST」のHPは、

スターダスト | 株式会社カルラ | ライブ&バー 演奏 仙台 広瀬通り 結婚式 2次会 二次会 (re-marumatu.co.jp)

 

 

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「十肴 (とざかな)とみぞう」で昔の仲間と会食しました。

2023年09月02日 | 一推しグルメ

宮城県庁周辺には、落ち着いたお店が多いと思います。今回仲間たちとの会合の場所は、県警と愛宕上杉通りの間の路地にある「十肴 (とざかな)とみぞう」さんです。コロナ禍でもテイクアウトで頑張って来られたお店ですね。

メニューの先付けです。

飲み放題5,500円のコースですが、この「十肴盛り合わせ」が一番人気でしょうか。

焼き物です。

お食事です。

デザートです。

飲み放題ですが、どうしても日中暑いので、ビール、ハイボールが中心ですね。

コロナ禍で大変な状況でしたが、テイクアウトを拡充、それが、今もお店の営業メニューにも反映されていますね。各種会合が復活する中、仕出し弁当の需要も高まりつつあるかと思います。旬菜と選りすぐりの食材で造るお弁当は、個人の特別な日や酒宴にもぴったりでしょう。

居酒屋として、弁当の仕出しとして「十肴 (とざかな)とみぞう」さんは、今、注目のお店です。グループで、支倉町に「鈴な鈴しろ」、花京院に「水と酒 三花」があるようなので、そちらもお邪魔できれば・・・。

「十肴 (とざかな)とみぞう」のHPは

BLUE inc.|株式会社ブルー|十肴とみぞう (blue-sendai.com)

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純喫茶「星港夜(シンガポールナイト)」はレトロ感満載、貴重なカフェです。

2023年09月01日 | 推しカフェ

以前から気になっていた純喫茶「星港夜(シンガポールナイト)」にお邪魔しました。地下鉄北四番丁駅から徒歩5分ほど、上杉山通小学校の北側、静かな住宅街に佇む喫茶店です。営業時間が、15時30分~22時30分ですので、親しい友人たちとの会食の後に訪問しました。

レトロ感満載、マスターのセンス、思いが伝わる店創りです。

マスターはかなり個性的な方ですが、会話もまた面白いです。

 

雑誌や書籍が本棚に雑然と並べられてますが、雰囲気を醸し出しています。

ここまでリラックス空間を演出しているカフェは、仙台にはそうないのでは。

過去に三浦春馬さんが来店されているということで、追悼のメモリーコーナーもあります。

カメラコレクションも絵になりますね。

窓際の演出もなかなかです。

 

メニューは、ソフトドリンクやアルコール、フーズもOKです。

お店の一押しが、ティラミスです。

全国のファンがこのティラミス目的で来店するということで、我々もいただきましたが、たしかにいままで口にしたことがない美味しさです。と同時に、個性ある店主自信も店づくりになくてはならない存在ですね。

 

非常にリラックスできる空間でしたので、つい親しい友人たちと話し込んでしまい、時が経つのも忘れてしまいました。

マスターの体調にもよりますので、営業時間は問い合わせしたほうがいいかもしれません。また、仙台よりも首都圏など県外で有名なようですが、地元の仙台市民にも是非応援してほしいそんなカフェでした。

「星港夜(シンガポールナイト)」HPは

純喫茶 星港夜~シンガポールナイト~ (da-te.jp)

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