トランプ大統領が国防政策担当の国防次官に指名したエルブリッジ・コルビー氏は、3月4日に行われた上院承認公聴会で、米国の対外紛争への関与や各地域における戦略について厳しい質疑を受けた。
コルビー氏は過去20年間、政府内外で外交政策や国家安全保障の分野に携わり、米国の安全保障戦略の優先順位をより明確にすべきだと主張してきた。特に、欧州や中東よりも、共産主義国家である中国との戦略的競争に備えるべきだと主張している。
上院軍事委員会の公聴会で、コルビー氏は「米国はもはや軍事的に圧倒的な勢力ではなく、冷戦終結後のソ連崩壊時のような一極支配の中心にもない」と述べた。
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米国防次官候補の承認公聴会 米国の安全保障戦略はどう変わるのか?
トランプ大統領が国防政策担当の国防次官に指名したエルブリッジ・コルビー氏が上院承認公聴会に出席。公聴会では、米国の対外紛争への関与、中国との戦略的競争、同盟国との関係、さらには国防予算の最適化について、超党派の議員から厳しい質問が投げかけられた。
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