楚の荘王は、ある夜、臣下たちを宴に招きました。 (LIUSHENGFILM / PIXTA)
人は間違いを犯すものであり、皆欠点を持つものです。寛大な心で他人を許すのは一種の美徳であり、そうすれば、憎しみを溶かし、悪縁を解き、敵を友に変えることができるのです。
楚の荘王は、ある夜、臣下たちを宴に招きました。皆が心ゆくまで酒を飲み、多くの者が酔いつぶれました。宴もたけなわの頃、正殿のロウソクが風によって吹き消されます。するとその隙に、ある臣下が王妃の服を引っ張ったのです。
王妃はすぐさま、その者の纓(冠のヒモ)を引きちぎり、荘王にこう言います。「ロウソクが消えた隙に、私の服を引っ張った者がいます。私はその者の冠の房を引きちぎりました。ロウソクを灯しさえすれば、それが誰だかすぐわかります」。
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