関東圏にある風力発電所、参考写真 (Photo by Philip FONG / AFP) (Photo by PHILIP FONG/AFP via Getty Images)
自民党の再エネ議連事務局長の秋本真利衆議院議員が、収賄の疑いで、東京地検特捜部の捜査を受けている。彼は在職中の外務政務官を辞任し、自民党も離党した。
彼は以前から、再エネ問題で業界に肩入れする行動が異様で、事業者からの金の動きも露骨に見えた。彼が再エネと政治を、自分の金儲けのために利用していたとすれば、非常に恥ずかしい。問題を指摘しよう。
意外と知られていない数字を示してみる。日本の電力会社の売上高はどの程度か。10電力会社とJパワー、そして新エネ最大手のイーレックスの各グループの売り上げを合計すると、22年度は約19兆4000億円になる。
国は再エネに補助金を提供している。2012年からのF I T(固定価格買取制度)、22年からのF I P(補助金提供制度)による再エネの補助金の総額は22年度の予想で4兆2200億円になる。これは電気料金に上乗せされる。電力の市場規模に比べて、その補助金の総額はあまりにも大きい。これは一般にあまり知られていない。福島第一原発事故の後で、原発の代替などという誤った考えから再エネが過剰に優遇された。
電力市場の規模に比べた補助金の大きさを考えると、電力ビジネスを一生懸命行うよりも、その補助金を操作して、自分の懐に入れようという誘因が働くだろう。再エネ利権が存在している。それに絡んだのが秋本議員だ。
- 入札実施後に政治介入でルールが変わった
- 変更を主導した秋本議員に金が流れる
- 自民党の再エネ推進は利権がらみか
【続きはこちら】
自民党秋本議員スキャンダル…国民に損をさせる、再エネ利権と汚職
自民党の再エネ議連事務局長の秋本真利衆議院議員が、収賄の疑いで、東京地検特捜部の捜査を受けている。彼は在職中の […]
◎合わせて読みたい:
再エネ問題住民代表、秋本氏疑惑「真相究明を」…「利権の温床」との指摘も
洋上風力発電をめぐる秋本真利衆院議員の疑惑に対し、再エネ問題に取り組む住民代表は「真相解明」を求めている。長尾敬前衆議院議員は取材に対し、「従来の電力ビジネスと...
◎おすすめ:
台湾TSMC・高雄工場に2nmプロセス導入 先進プロセスは台湾に根付いている =王美花経済部長
世界半導体の受託製造最大手のTSMC(台湾積体電路製造)は8日、高雄工場に先進的な2 nmプロセスを導入する計画が取締役会の承認を得たと発表した。
官製メディアが伝える「臓器移植の美談」 しかしドナーは不明、またも臓器収奪か=中国
中国の報道によると7月21日夜、移植用臓器を載せた飛行機が成都から無錫へ向かった。手術は成功。しかし、この「美談」の陰には臓器収奪の疑いがある。
【長尾敬氏が語る】コロナワクチン、因果関係問えない「ブラックボックス」契約 日本は製薬会社にとって「最後の市場」だった?
新型コロナワクチン接種後の死亡事例や後遺症について、被害を申請しても未審査のままとなり救済処置を受けられないと […]
◎トップニュース:
高智晟弁護士、行方不明になって6年 8月13日に世界中で支持集会が開催
中国の著名な人権派弁護士である高智晟氏が失踪してから6年が経過した。8月13日、世界の多くの主要都市では、高智晟弁護士を支持する集会が一斉に開催される。
女性が中国で生きることの難しさ 博士課程の女子学生「7割以上が指導教授から性被害」
社会道徳が堕落し、腐敗がはびこる中国で、大学院博士課程の女子学生のうち「7割以上が指導教授から性的虐待を受けた経験をもつ」とする証言がある。
中国でのサル痘患者数が急増 実態はさらに深刻か
数日前、中国国家疾病予防管理局(CDC)は、サル痘ウイルスの感染者数がこの1か月で500人近く急増し、その原因の多くは同性間性行為によるものであると発表した。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます