大紀元エポックタイムズ・ジャパン

「真実と伝統」をモットーに、明日を生きる上で判断材料となる有益な情報を日々発信しております。

幼児期のスクリーンタイムが自閉症リスクに関与?

2025-01-10 | 暮らし

 

米国の自閉症有病率は上昇しており、スマートフォン、ゲーム、オンラインコンテンツ中毒者の割合も上昇しています。そして今、そのうちのひとつに早くから触れることが、自閉症発症に大きく関係しているという研究結果があります。

2歳までに週14時間以上スクリーン(テレビなどの画面)を見ていた子供は、12歳までに自閉スペクトラム症(対人関係が苦手・強いこだわりといった特徴をもつ発達障害の一つ・ASD)と診断される割合が高いことが、子供を対象とした大規模な研究で明らかになっており、幼児期の発達パターンに関するさらなる研究の必要性が示されています。

5107人のオーストラリアの子供を対象に、彼らの発達を追跡した縦断研究結果が昨年11月4日付のJAMA Pediatrics誌(医学雑誌)に発表されました。研究者らは、2歳時点でのテレビ、ビデオ、インターネットの利用を分析し、6~12歳のASD発症率と比較しました。2歳までに週14時間以上、テレビなどの画面を見て過ごした子供は、12歳までにASDと診断される可能性が、週14時間以下の子供に比べて80%高いことがわかりました。しかし、子供の性別や親の教育レベルなど、画面を見る時間以外にもいくつかの要因があることを特定しました。母親の学歴と家庭の収入は、家庭でテレビなどの画面を見る時間と関連しており、これらの社会的要因が子供の発達に一役買っている可能性があるとしています。この研究では、145人の子供が12歳になるまでにASDと診断されたと報告されています。また、男児のASD発症率は女児の4倍でした。

 

【続きはこちら】

 

幼児期のスクリーンタイムが自閉症リスクに関与?

幼児期の過剰な画面視聴が自閉症リスクを高める可能性があることが、最新の研究で明らかに。発達を守るために、スクリーン時間の管理が重要です。

 

 

【関連記事】

 

柑橘類で腸内環境を改善! うつ病リスクを減らす驚きの効果とは

柑橘類がうつ病リスクを減少させる可能性がある新しい研究結果。腸内細菌の調整とフラボノイドが鍵となり、健康的な食事が心の健康にも貢献することが明らかに。

 

 

 

Y染色体が握る自閉症の男女差:最新研究が示す新たな手がかり

新たな研究により、男性における自閉症の発症リスク上昇には、Y染色体が関与している可能性が示されました。男性では自閉症が女性より約4倍多く見られる一因として、Y染色体が自閉症リスクを特異的に高めていることが明らかになっています。

 

 

 

食品添加物カラギーナン、健康への影響を解明

食品添加物「カラギーナン」が健康に与える影響についての新しい研究結果を紹介。インスリン感受性や炎症の悪化と関連があり、摂取を控える方法も提案します。

 

 


 

大紀元日本 LIFE

暮らし】 【健康・美容】 【文化・歴史】 【教育・道徳】 【自然・科学】 【エンタメ】 【コラム
 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「現在は復旧」と10日午前4時... | トップ | 脳が老廃物を排出? 毎晩の... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

暮らし」カテゴリの最新記事