
日本の鉄鋼輸出が厳しい状況に直面している。日本鉄鋼連盟のデータによると、2024年度の日本の鉄鋼輸出量は2020年度(新型コロナ禍)の水準に匹敵する3100万トン台にとどまった。背景には中国の大量鋼材輸出による国際市況の軟化がある。
また、中国経済の減速も日本の鉄鋼輸出に影響を及ぼしている。中国政府が景気刺激策を講じているものの、輸出が回復する兆しは見えにくい状況だ。さらに、中国が安価な鋼材を大量に輸出していることも国際市況の下落につながり、日本の鉄鋼輸出の競争力を低下させている。
一方で、インド向けの輸出は好調だ。インドではインフラ整備や建設需要の拡大が続いており、日本からの鉄鋼輸出が過去最高水準に達している。これにより、日本の鉄鋼輸出全体においてインド市場の存在感が高まっている。
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