ロシア極東サハリン州の州都ユジノサハリンスクに設置された日本センターに対し、ロシアの裁判所が「許可を得ない日本語教育活動」を理由に罰金を科した。林芳正官房長官は1月31日の記者会見で「従来の活動が突然違法と判断されたことは理解に苦しむ」と述べ、ロシア側の対応を批判した。
ロシア内務省によると、サハリン州の調停裁判所は日本センター長に対し、3万ルーブル(約4万7千円)の罰金を科す判決を下した。同省は「教育活動許可がない状態で日本語講座を実施した」と主張している。日本センターは2000年代からロシア国内6か所で日本語教育やビジネス支援を展開してきたが、ロシア政府は2025年1月、日本の対ロ制裁を理由に日露間の日本センター運営覚書適用を終了させていた。
林官房長官は「これまでロシア国内法に沿って実施されてきた活動が突然問題視されたことに強い遺憾の意を表明する」と強調。判決内容の詳細分析とロシア側の覚書終了決定を踏まえ、適切に対応すると述べた。
【続きはこちら】
ロシアがサハリン日本センターに罰金命令 林官房長官「理解に苦しむ」
ロシア極東に設置された日本センターに対し、ロシアの裁判所が「許可を得ない日本語教育活動」を理由に罰金を科した。林官房長官は31日の記者会見で「理解に苦しむ」と述べ、ロシア側の対応を批判した。
【関連記事】
トランプ米大統領「日本が好き」多くの親日エピソード 石破首相と7日初会談
トランプ米大統領は31日、石破首相が2月7日に訪米し、初の日米首脳会談を実施すると正式発表した。「日本が好きだ」と述べ、親日姿勢を強調した。両氏の間に「ブロマンス」外交が成立するのか注目が集まっている。
日米防衛相 電話会談で同盟強化確認 尖閣諸島への安保条約適用も再確認
防衛省は1月31日、中谷防衛大臣とヘグセス米国防長官による電話会談が行われたと発表した。会談では、日米同盟の強化や自由で開かれたインド太平洋の実現に向けた協力について話し合われた。
日米首脳会談 2月7日最終調整へ 経済・安全保障が焦点
日米首脳会談は2月7日に向けて最終調整に入っている。防備費、米国産LNGの輸入拡大、貿易、海洋安全保障などについて議論する可能性が高い。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます