金のイメージ画像、英国バーミンガムで撮影されたインゴット。2023年12月13日撮影。 (Photo by Christopher Furlong/Getty Images)
政情や国内通貨が「不安定な時期」に、金(きん)は 魅力的な資産になるとされている。中国でも古くから「盛世には骨董を収集し、乱世には黄金を買う」と言われている。
そうは言うものの、中国各地では今、やや唐突な感を伴いながら「金(きん)買い」のゴールドブームが巻き起こっている。
まさに先月末から始まり、今年の旧正月の期間中にブレークしたこのブームは、正常に機能する経済の動向というよりは、人々が不安と危機感にさいなまれた末の「奇怪な現象」と見たほうがよい。
なぜならば、いま金を保有することが「安全な投資である」とは、誰も保証できないからだ。消費低迷が続く中国で、今回の金買いブームが何者かによって意図的に火付けされたとすれば、金投資という落とし穴への危険性は増大する。しかし今のところ、その背景は明らかになっていない。
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