2023年3月5日、北京の屋外スクリーンでは、中国共産党総理李克強氏が人民大会堂で行われた全国人民代表大会(NPC)開会式の業務報告のライブ映像が流れていた。(Jade Gao/AFP via Getty Images)
昨年12月11日から12日にかけて北京で開催された中央経済工作会議において、中国共産党の党首、習近平は初日に演説を行い、翌日には高官と共に会議を離れ、ベトナムへ向かった。
ブルームバーグの報道によれば、習近平のベトナム訪問は当初12月14日から16日に予定されていたが、特に明確な理由もなく12日に前倒しで実施された。
中国共産党の公式報道によれば、現地時間の12日11時50分に、習近平は専用機でハノイに到着した。北京からハノイまでの飛行は約4時間で、ベトナムと北京は1時間の時差があるので、習近平の専用機は、おそらく北京時間の朝9時頃に出発したと考えられる。そのため12日の中央経済工作会議には参加できなかった。
これは、習近平が権力を握って以来、初めて重要な中央経済会議に完全に出席できなかった事例である。
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