
自民党の麻生太郎副総裁。2016年撮影 (Photo by Ng Han Guan-Pool/Getty Images)
台湾訪問中の自民党・麻生太郎副総裁は8日、台北市内で講演し、日本や台湾を取り巻く国際環境は「着実に有事、非常時へと変わっていっている」と指摘した。軍備を拡張する中国共産党を念頭に「この地域で戦争を起こさせない」との意気込みを示すべきであり、日米台は「戦う覚悟」が求められていると強調した。
麻生氏は台湾のシンクタンク「遠景基金会」主催の国際フォーラム「ケタガラン・フォーラム」で講演し、台北でも”麻生節”を振るった。抑止力について「能力、意志、国民的合意」の3つから成り立つと説明し、「お金をかけた防衛力は持っているだけでダメだ。力を使う意思を持つ、国民的合意もある、それらを相手に明確に伝える。その3つ揃ってこそ抑止力である」と強調した。
イギリスとアルゼンチンの間で起きたフォークランド戦争などを例に挙げ、防衛の意志を相手に明確に伝えなければ戦争につながると訴えた。
12年前の台湾訪問時の状況を引き合いに出し......
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