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いかなる非常識な行為、あるいは憲法に反する行為に対して、中国の「憲法」は全く制約する力を有していない。したがって、現実の日常には違憲の悪例があふれかえっている。
一昨年の初め、私は雑誌『中国公務員』に「果てしなき道~WTOに対応しうる行政・法律の整理~」と題する文章を発表した。その中で私は、中国の行政や立法における驚くべき混乱した現状とその原因について広く触れたが、これを招いた核心的な原因は、やはり憲法の機能欠如にあると指摘した。
一部行政部門は自らの利益を追求するため、次々と自分に権力を委譲する法律を制定した。法律の秩序外にある権利を手にし、相手の権利を奪うためである。憲法に背くこれらの「法律」は、全てを意のままに操れるほどの力を備えており、しかも無制限な広がりを見せている。
行政部門の自身の権利に対する認識は、とどまる所を知らない。国家経済貿易委員会や財政部(訳注、日本の財務省に相当)が、団体資産の財産権を区分する権利を国有財産部門に授けたのはいい例だ。
これは法律の理論や機能の角度からいっても実に馬鹿げているが、現実には全国各地で執行されている。このような方法を通じて......
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