韓国の主要輸出産業である半導体分野が、中国のダンピング(不当廉売)による深刻な影響を受けている。特に、一般向けメモリチップにおいて中国製品が市場を圧迫しており、韓国政府は自国の半導体企業を支援するため、約100億ドル規模の財政支援を打ち出した。
台湾メディアDIGITIMESが11月に報じたところによると、中国のメモリチップメーカーが生産する消費者向けDDR4製品の価格は、サムスン電子、SKハイニックス、マイクロンという世界3大DRAM(半導体メモリの一種)企業の製品価格の半分程度であり、最安値の製品よりも5%安いという。
中国の半導体メーカーは、トランプ次期大統領は就任後、半導体分野での中国共産党(中共)への制裁を強化すると見込んでおり、政権移行前に低価格戦略で海外市場を広げようとしている。業界関係者によると、中共政府の補助金政策により、中国のメーカーは赤字を恐れず、通用DRAMの生産量を大幅に増加させている。
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韓国半導体産業 中国のダンピング圧力で政府が支援策発表
韓国の半導体産業が中国のダンピングで圧力を受け、輸出競争力が低下。韓国政府は14兆ウォン規模の財政支援を発表し、半導体生態系の強化と高付加価値製品へのシフトを目指している。また、中国市場への輸出依存が減少する中、中国の追い上げが韓国にとって大きな脅威となっていると警告している。
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