高智晟著『神とともに戦う』(57)“黄じいさん”の暴力的立ち退きから1年④
2005年3月29日、午前8時、崇文区の政府当局は、公安、武装警察、特殊警察など合わせて100人近くを率いて、北京市民・丁年さんの合法的な私有財産(訳注、居住する家屋を指す)を破壊し、一面の更地にした。その際、丁家への補償金は一切なかった。
2005年3月29日午前9時、北京市宣武区人民裁判所の主導の下、ある巨大な暴力組織が庫振宇さんの家を取り囲んだ。次に起こった暴力を、庫さん一家は一生忘れることはない。彼らが生きていくのに欠かせない合法的な私有財産が、人民裁判所の指導の下で廃墟と化していったのだった。絶望と悲痛の叫びを上げるこの一家にも、全く補償金はなかった。
2005年3月23日午前11時、北京市西城区公安分局は、李玉奎さんら8人を一斉逮捕した。官僚と業者による横暴な立ち退きに抗議するため、平和的な陳情に行く途中の拘束であった。4月4日、やはりこの公安局は再度、陳情者3人を逮捕し収監した。
【続きはこちら】
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます