保健室登校から → クラス登校へ（３）・・心と体

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昨日、Mちゃんが来室しました。９月に入って２回目。

ニコッと笑って、元気そう。

「どこか、気になるところがあったら、教えて・・」
とMizが言うと、
「別にありません」と。
・・・そう、じゃあ、今日は何の整体をしようかな？

この調子なら、聞いても良ささそうだとと思い、
「Miz整体室に来る前のMちゃんと、今のMちゃんとを比べて、
　自分のどこが変わったと思う？」と尋ねると、
「え～と」と、目を上の方に向けて、間を置いて、
１明るくなった。
２友達と話が出来るようになった。
３運動をしても、疲れなくなった。
と、３つを挙げました。

こような変化を、「心が元気になった」とMizは言ってます。
心が元気になると、前述したように、
「いじめっ子が居て、教室に入りたくない」の気持ちが、
「いじめっ子が居ても、気にしないことにした」になるのです。

ついでに、こんなことも聞いちゃいました。
「じゃぁね、初めて来たとき、センセイを見てどう思った？」
「厳しそうな人だな、と思った」
「今は？」
「おもしろい人だと思う」・・だって。・・・うれしいナ。

～～～ 体が変わる と 心（脳）が変わる？～～～～～～～

Mちゃんの例は、
「整体によって、心が元気になった」一例ですが、

一般の考えでは、
不登校やうつや引きこもりは、心の問題だから、
心の元気を取り戻すには、心のケアが必要とされていますね。
これは、心（脳）を変えて → 行動（不登校）を変える、という解決策です。

Mizは、その方式とは逆の解決策を考えていました。
逆の方式とは、
「整体によって 体が変わると→ 行動（不登校の心）が変わる」
ことを応用した解決策です。
つまり Mizは、「お座りテクニック」等の施術によって、Mちゃんの体と心が変わるかもしれない、と考えたのでした。
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Mizが出会った不登校のお子さんたちには、
心が繊細で、傷つきやすい傾向があるように感じます。
また、体に関する不定愁訴も多い傾向が見られます。
そして、体の不定愁訴の改善をはかっていく過程で、
お子さんたちの不登校が、徐々に改善される傾向が見られます。

なお、Miz は、不登校のお子さんたちの体の構造には、
幾つかの問題点があることを感じています。
そのポイントの一つが、”白線～へそ～恥骨結合～骨盤底～仙骨” の部位にあって、
Mちゃんの場合がそれでした。

「お座りテクニック」では、
Miz の手の上に、Mちゃんのお尻（骨盤底）が乗ります。
Miz の手は、Mちゃんの骨盤底の変位と萎縮（主に正中線の問題）を探り、是正します。
～～骨盤底は、脚の内転筋とも大いに関係しますから、
　　お座りテクニックの後、Mちゃんに足踏みをさせたら、
　 「あのね、足踏みするとね、
　　ふつうは右の方に歩いていってしまうんだけど、
　　今は同じ所で足踏みしてる」という効果が出たりします。

お座りテクニックで ”恥骨～骨盤底～尾骨” の変位が是正されると、
脚の内転筋の動きが是正され、歩行が改善されるのは理解できますが、
しかし、
お座りテクニックで、なぜ顔つきまでが変わるのか・・？
それは、Mizにとっても不思議で、説明のできない謎です。