みーばぁ整体室より: 体の謎とバトルの日々

みーばぁ整体室の現場では、病気や痛みや体の謎を解きつつ施術が進みます。謎が解けると施術も上手くいく。それが楽しいの。

保健室登校 → クラス登校 / お座りテクニックの効果

2014-09-25 | 子どもの整体

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保健室登校だったMちゃん(小6)が 、クラス登校を始めた話、の続きです。
引きこもりやうつは心や環境の問題として取り組まれていますが、
Mizは「体の組織を改善すると、心’(脳)が変わる」という因果関係に興味を持っています。

    (お断り:上の写真は、Mちゃんではありません)

Mちゃんが初めてMiz 整体室に来たときは、
整体室に入るのが怖いのか、おどおどとして、
目に涙を浮かべ、お母さんの腕にしがみついていました。

そんなMちゃんを見て、
Miz は咄嗟に「お座りテクニックをしよう」と考え、
ベッドにMizの手を広げ、Mちゃんに座るように声を掛けたのですが、
このお座りテクニックが、予期以上の効果を上げたようです。

一見、何気ない「お座りテクニック」ですが、
この施術には、深い深いMizの企み(テクニック)が隠れています。
お尻の下では、Miz の手がゴニョゴニョ、コチョコチョ動いています。
~~でも、変態っぽいことはしていませんよ。----念のため。

Mizの手の上に座っているだけの時間が、15分程過ぎました。
と、傍に居た Mちゃんのお母さんが、
「大事な用事があるので、お母さん、20分ほど出かけてきていい?」
と言いつつ、立ち上がりました。
お母さんの腕にしがみついていたMちゃんを見ていたので、
Miz はぎょっとしたのですが、意外なことにMちゃん、
「いいよ」って言うんです。

お母さんが出て行ってからも、お座りテクニックが続きました。
~~Miz ちゃんとポツリポツリおしゃべりしながら20分ほど。
続いて「膝上げ運動」「左右への重心移動」の施術作業を10分ほど行い、
Mちゃんの整体施術は終了しました。


その後で、Mちゃんに「足踏み運動」をしてもらうと、
Mちゃんが、小さな声で、言うのです。
「あのね、足踏みするとね、
 ふつうは右の方に歩いて行ってしまうんだけど、
 今は、同じ所で足踏みをしている」と。

~~ふうむ。Mちゃんには平衡感覚に異常があったのか。
  お座りテクニックで、それが治ったのかな・・。

お母さんが、約束時間をオーバーして、室に戻ってきました。
中に入るや、いきなり、
「あらっ、Mの顔つきが変わった!」と言います。
Miz がお母さんに、足踏みが改善した話をすると、
「足踏みなんて、どうでもいいわ。・・それよりも、
 Mの顔つきが変わったのが、うれしいわ。
 センセイとMの言葉のやりとりを聞いて、以前のMがもどった気がして、すっごくうれしい」

そんなMちゃんの変化は、
お母さんだからこそが分かる変化だと思いました。

それにしても「お座りテクニック」の効果、
Miz は、再認識させられましたよ。
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「学校に行きたくない」「会社に行きたくない」「人に会いたくない」
など、負(ネガティブ)のスパイラルに陥っている人に対して、
通常は、「心のケア」という方法で解決策を図りますが、
Mizは、これまでの経験から、
「体のケア、体の組織の改善」という改善策もあり、と考えています。

しかし「心(脳)→ 体」「体 → 心(脳)」の関係は、
とても複雑で不明瞭。・・・そう簡単に解明はできません。



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