過呼吸の話から、2週間が経ってしまいましたが、
過呼吸関連で、Miz の思い出話を綴りますね。
孫の泣きじゃくりの話。
泣きじゃくりは、小さい子どもによく見られますよね、
「この子は、泣き出すと止まらない」「頑固に泣き続ける」っていう・・。
~~これって、その子の心の問題で発生するんだけど、
~~体の問題もあって、その子の自律的な呼吸運動が異常を来している状況とも言えるんですね。
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Miz の家には小さな池があって、金魚が泳いでいました。
ある夏の日、二人の孫と池のお掃除をして、
池の金魚を、バケツに移し替えることになって・・、
下の孫は面白がって、金魚を捕まえてはバケツに入れ替えます。
が、上の孫(当時小4)は、金魚の捕獲を頑なに拒否。
「イヤッ !!」と言って、金魚に手を出しません。
「ほら、こんなふうに捕まえれば、かんたんよ」
と、なんとか金魚さんと友だちになってもらおうとしたのですが、
「イヤッッ! イヤッ!」と、後ずさりします。
金魚が触れないようではダメだと思い、声を荒らげて、
「金魚を捕まえてごらんなさい!」と上の孫に命じました。
すると・・・、突然、
孫は大声で「うわぁ~ん」と泣き出したのです。
「うわぁ~ん、うわぁ~ん、うわぁ~ん、うわぁ~ん・」と。
~~まあ、よく泣くこと!!
しばらく泣かせておいて、
もう気が済んだかなあ、と思って、
「ごめんね、金魚は捕まえなくていいから、泣き止みなさい」と言ったのですが、
孫は頑固に「うわぁ~ん、うわぁ~ん、うわぁ~ん」と泣き続けます。
いい加減泣いたので、孫の目から涙は出ていません。
・・ウソ泣きみたい。 で、・・再び、
「もう、泣き止みなさい・・」と言うと、、、、
「だって、泣くのが止まらないんだもの」
と、しゃくりあげながら、孫が言います。
泣くのが止まらなくて、孫自身も、困っていたのです。
・・・・そうか。そうか、そんな状況だったか・・・。
で、Miz は孫に言いました。
「では、ハイッ。・・息を大きく吸って。。。
ハイッ。・・息をゆっくり大きく吐きましょう」と。
「あっ、・・止まった」・・・・孫は、そう言いました。
・・・・泣きじゃくりは止まりました。
つまり、孫の泣きじゃくりは、
「泣く」という強烈な呼吸運動のスパイラスの中から脱出できず、
通常の呼吸が出来ない状況に陥っていた、という訳です。
赤ちゃんは生まれた時に
「オギャー、オギャー」という第一声を発します。
この「オギャー」は吸気発声と言って、大人の呼気発声とは区別されます。
お母さんの胎内からこの世に生まれ出た時に、環境の気圧差によって、
赤ちゃんの肺が膨らみ、空気が肺に入り込みます。
赤ちゃんの声帯が、肺に入ってくる空気に刺激されて、音声を発する。
それが「オギャー、オギャー」という、赤ちゃんの吸気発声なのです。
~~子どもに泣きじゃくりが多いのは、
赤ちゃんの吸気発声の名残りが、まだ続いているからでしょうか・・。
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過呼吸は、息の吸い過ぎで呼気障害を起こしている状況とされていて、その原因である心の問題の解決が必要と言われています。
・・心の問題はその専門分野の先生にお任せするとして、
Miz 整体では、体の問題=自律的な呼吸運動に異常が起きているという問題の改善を図ります。
~~過呼吸には、多くの場合、吸気時に働く筋肉と、呼気時に働く筋肉のバランスが崩れているケースが見られます。
なので、過呼吸については、腹式呼吸と胸式呼吸における呼吸運動のバランスを図るという方向で、症状の改善を図る整体作業を行います。
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