お城へ行こう!

気ままなお城めぐりの旅の記録と写真を公開しています。

柏原城

2014-07-12 05:27:28 | 滋賀県
 柏原城

2014/6/14

滋賀県米原市のお城めぐり

 京極氏の祖氏信が菩提寺清滝寺を建立と同時に建てられた居館

≪ お城の概要 ≫

城名: 柏原城
よみ: カシワバラ
別称: 清瀧山砦・柏原館
所在地: 滋賀県米原市清滝
現状: 清滝寺徳源院・山
築城年代: 弘安年間(1278-88)
築城者: 京極氏信
形式: 居館
遺構:
規模:
文化財:
訪城日: 2010/5/16・2014/6/14


≪ 訪城記 ≫

柏原御殿から柏原城へ向かう。

柏原御殿から旧柏原村役場跡の駐車場へ戻り、中山道宿場町通りを南西に約350m進んだ柏原御殿角の交差点を右折、柏原中学校前を通り、清滝の集落内に入り、清滝大松明資料館角の交差点を左折、清滝寺参道を西進、道の左側に清滝寺の駐車場がある。ここに車を駐車する。

清滝寺北東角に小さな柏原城趾碑があり、寺内には京極家始祖氏信や大津城主京極高次など歴代の墓所がある。
清滝寺北側の川を挟んだ清瀧神社横の登山道を登っていき、川を渡った辺りからとても急な上り坂となり、約30分登った馬の背状の見晴らしの良い峠を越えて、もう少し登ったところが標高439mの山頂で、NHK電波塔と石仏がある場所付近が清滝山砦跡で詰の城のようです。ここからの見晴しは絶景でとても素晴らしいです。


≪ 歴 史 ≫

弘安年間 (1278-88) 京極氏の祖氏信が菩提寺清滝寺を建立と同時に居館の柏原城を築き、清滝山の山頂に詰の城、清滝山砦を築く。

≪ 写 真 ≫


清滝寺徳源院


京極家歴代墓所


柏原城趾碑


清瀧神社


清滝山登山道入口


清滝山砦跡の石仏


現地清滝史跡散策マップ(リンク付サムネイル)

≪ アクセス ≫

<公共交通機関>
JR東海道本線柏原駅から徒歩約30分。
<車>
北陸道米原ICを降りて米原インター出口信号を右折、県道21号中山道を東進、醒ヶ井駅前を通り、JR東海道本線沿いに進み、一色三叉路信号付近で大きく右に曲がり東進、名神高速沿いに進み、津島神社前交差点信号を左折、柏原中学校前を通り、清滝の集落内に入り、清滝大松明資料館角の交差点を左折、清滝寺参道を西進、道の左側に清滝寺の駐車場がある。


≪ 位置図 ≫

柏原城(清滝寺徳源院)


清滝山砦跡


紹介したお城の数 242城



Nikon D70 デジタル一眼レフカメラ レンズキット [AF-S DX ズームニッコールED 18~70mm F3.5~4.5G(IF)セット]
クリエーター情報なし
メーカー情報なし




Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 7D レンズキット EF-S18-200mm F3.5-5.6 IS USM付属 EOS7D18200ISLK
クリエーター情報なし
キヤノン

柏原御殿

2014-07-11 05:26:51 | 滋賀県
 柏原御殿

2014/6/14

滋賀県米原市のお城めぐり

 将軍上洛の際の休憩、宿泊用の御茶屋御殿

≪ お城の概要 ≫

城名: 柏原御殿
よみ: カシワバラ
別称: 御茶屋御殿
所在地: 滋賀県米原市柏原2137
現状: 柏原御茶屋御殿跡
築城年代: 元和九年(1623)
築城者: 徳川秀忠
形式: 館
遺構: 井戸
規模:
文化財:
訪城日: 2010/5/16・2014/6/14


≪ 訪城記 ≫

長比城から徒歩で柏原御殿へ向かう。

長比城から下山して旧柏原村役場跡の駐車場へ戻り、隣の柏原宿歴史館前を通り過ぎて中山道宿場町通りを南西に約350m進んだ交差点の北西隅に整備された柏原御茶屋御殿跡があり、中央付近に説明板と小さな柏原御殿趾碑、井戸跡があるのみです。


≪ 歴 史 ≫

元和九年 (1623) 二代将軍徳川秀忠が上洛時の休憩、宿泊用に御茶屋御殿を新築する。
元禄二年 (1689) 将軍上洛が減少し、柏原御茶屋御殿は廃止される。


≪ 写 真 ≫


柏原御殿


井戸跡


柏原御殿趾碑

≪ アクセス ≫

<公共交通機関>
JR東海道本線柏原駅から約700m、徒歩約15分。
<車>
北陸道米原ICを降りて米原インター出口信号を右折、県道21号中山道を東進、醒ヶ井駅前を通り、JR東海道本線沿いに進み、一色三叉路信号付近で大きく右に曲がり東進、名神高速沿いに進み、津島神社前交差点信号を左折、次の交差点北西角に柏原御茶屋御殿跡がある。柏原宿歴史館横の旧柏原村役場跡の駐車場を利用すると良い。この駐車場から350m、徒歩約5分。


≪ 位置図 ≫

柏原御殿


紹介したお城の数 241城


Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 60D ボディ EOS60D
クリエーター情報なし
キヤノン




Nikon デジタル一眼レフカメラ D5200 ダブルズームキット AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR/ AF-S DX NIKKOR 55-300mm f/4.5-5.6G ED VR ブラック D5200WZBK
クリエーター情報なし
ニコン

長比城

2014-07-10 05:31:59 | 滋賀県
 長比城

2014/6/14

滋賀県米原市のお城めぐり

 近江と美濃の境目の城で浅井長政から離反して織田信長に味方した堀氏、樋口氏の居城

≪ お城の概要 ≫

城名: 長比城
よみ: タケクラベ
別称: 長比砦
所在地: 滋賀県米原市柏原・長久寺・岐阜県不破郡関ヶ原町今須
現状: 山
築城年代: 元亀元年(1570)
築城者: 浅井備前守長政
形式: 山城
遺構: 曲輪・土塁・虎口
規模: 標高約400m
文化財:
訪城日: 2010/5/16・2014/6/14


≪ 訪城記 ≫

自宅から長比城へ向かう。

国道8号を南下、西円寺三叉路信号を左折、県道21号中山道を東進、北陸道高架下をくぐり、醒ヶ井駅前を通り、JR東海道本線沿いに進み、一色三叉路信号付近で大きく右に曲がり東進、名神高速沿いに進み、津島神社前交差点信号を左折、柏原御殿角の交差点を右折、中山道宿場町を北東に進み、柏原宿歴史館前を通り過ぎてすぐの道の左側に旧柏原村役場跡の駐車場がある。ここに車を駐車する。

駐車場から徒歩で中山道宿場町通りを東へ約1.2km進んだ宿場町外れのJR東海道本線踏切(野瀬踏切)を渡り、約100m進んだ道の左側に神明神社鳥居があり、その右側に長比城跡登り口の碑があるところが登城口で、駐車場からここまで約20分。北へ舗装道を登っていくと砂防ダムがあり、手前で横切り、川の左側を少し登ったところに小さな説明板がある。ここから秋葉神社に登り、神社横から尾根伝いに直登し、いったん頂上に出て下り、また直登する。後半の方がよりきつい上り坂でロープが用意してあるので利用すると良い。きつい坂を登り切ったところで西側の曲輪の高い土塁上に出る。西の曲輪は三角形状で高い土塁に囲まれている。南面に虎口が一か所あり、東側のすぼんだ部分にが喰違虎口となっていて、少し登ると東側の曲輪へ入る。この曲輪の中央付近に長比砦跡の小さな碑があり、南東角付近に喰違虎口と土塁が残る。登城口からここまで約45分。


≪ 歴 史 ≫

元亀元年 (1570) 織田信長の侵攻に備え、浅井長政が越前衆の助力によって長比城と苅安城(上平寺城)を築城する。しかし、織田信長の調略によって、長比城を守備していた堀秀村、樋口直房が内応して長比城は戦わずに落城する。

≪ 写 真 ≫


長比城東曲輪


長比城西曲輪


西曲輪の土塁


西曲輪の南面虎口


西曲輪出口の喰違虎口付近


東曲輪の長比砦跡の碑


東曲輪の南東側喰違虎口


東曲輪の南東側土塁


東曲輪の東側土塁


秋葉神社


秋葉神社への登り口


砂防ダム付近


長比城登城口


現地長比城跡概要図(リンク付サムネイル)

≪ アクセス ≫

<公共交通機関>
JR東海道本線柏原駅から登城口まで徒歩約20分。登城口から長比城跡まで徒歩約45分。
<車>
北陸道米原ICを降りて米原インター出口信号を右折、県道21号中山道を東進、醒ヶ井駅前を通り、JR東海道本線沿いに進み、一色三叉路信号付近で大きく右に曲がり東進、名神高速沿いに進み、津島神社前交差点信号を左折、柏原御殿角の交差点を右折、中山道宿場町を北東に進み、柏原宿歴史館前を通り過ぎてすぐの道の左側に旧柏原村役場跡の駐車場がある。駐車場から登城口まで徒歩約20分。登城口から長比城跡まで徒歩約45分。


≪ 位置図 ≫

長比城


登城口


紹介したお城の数 240城



近江の山城ベスト50を歩く
中井 均
サンライズ出版




近江城郭探訪―合戦の舞台を歩く
滋賀県教育委員会
滋賀県文化財保護協会

伊庭御殿

2014-07-06 05:31:53 | 滋賀県
 伊庭御殿

2014/5/30

滋賀県東近江市のお城めぐり

 徳川家光の上洛用に造営された御茶屋御殿

≪ お城の概要 ≫

城名: 伊庭御殿
よみ: イバ
別称: 御茶屋御殿
所在地: 滋賀県東近江市能登川町391-4
現状: 御殿地広場
築城年代: 寛永十一年(1634)
築城者: 小堀遠江守政一
形式: 平城
遺構: 石垣・井戸
規模:
文化財:
訪城日: 2011/6/13・2014/5/30


≪ 訪城記 ≫

永原御殿から伊庭御殿に向かう。

永原御殿北側の道を東進、野洲北中学校前を通って江部交差点信号を左折、県道2号を北上、安土城前を通り、能登川交差点信号を右折して東に進み、JR東海道本線踏切を渡った突き当りの三叉路を左折、山裾を約100m北上した右側に伊庭御殿跡がある。入口の空き地に車を駐車する。

入口右側の山裾に井戸跡、左側の説明板の裏側と西側に石垣跡が残り、中へ入るとかなり広いところで、中央付近の山裾側に池跡がある。


≪ 歴 史 ≫

寛永十一年 (1634) 徳川家光の上洛用に造営された休憩施設で、作事には小堀遠江守政一(小堀遠州)が携わっている。

≪ 写 真 ≫


伊庭御殿入口


伊庭御殿入口左側の石垣跡


伊庭御殿入口右側の井戸跡


伊庭御殿


池跡

≪ アクセス ≫

<公共交通機関>
JR東海道本線能登川駅から徒歩約10分。
<車>
名神高速道路八日市ICを降りて国道421号八風街道を北西方向に進み、野々宮町交差点信号を右折、大凧通りを北上、建部日吉町三叉路信号を斜め左折北上し、建部幼稚園の三叉路を左折、近江鉄道本線を越え、県道209号を道なりに進み、東海道新幹線高架下を通り、五個荘南交差点信号を右折、国道8号を北上、簗瀬三叉路信号を左折、県道52号を西進、JR東海道本線高架下をくぐり、能登川中学校前交差点信号を左折、県道2号を南下、能登川交差点信号を左折して東に進み、JR東海道本線踏切を渡った突き当りの三叉路を左折、山裾を約100m北上した右側に伊庭御殿跡がある。入口の空き地に駐車可能。


≪ 位置図 ≫

伊庭御殿


紹介したお城の数 239城



近江の山城ベスト50を歩く
中井 均
サンライズ出版




近江城郭探訪―合戦の舞台を歩く
滋賀県教育委員会
滋賀県文化財保護協会

永原御殿

2014-07-05 05:33:54 | 滋賀県
 永原御殿

2014/5/30

滋賀県野洲市のお城めぐり

 永原氏代々の居城を将軍上洛時の宿泊施設として築かれた御殿

≪ お城の概要 ≫

城名: 永原御殿
よみ: ナガハラ
別称: 永原城・御茶屋御殿
所在地: 滋賀県野洲市永原
現状: 竹林
築城年代: 室町時代中期
築城者: 永原氏
形式: 平城
遺構: 堀・土塁・石垣・移築門
規模: 200m×200m
文化財:
訪城日: 2011/7/28・2014/5/30


≪ 訪城記 ≫

市三宅城から永原御殿に向かう。

市三宅自治会館を出て前の道を約80m南下した交差点を左折、約230m東進した交差点信号を左折、北東に進み北野小学校前を通り、水田地帯を進み、野洲市総合体育館前を通り、川を渡り、永原北交差点信号を右折、約200m南東に進んだ土安神社交差点を右折してすぐの西側の竹林が永原御殿跡で説明板前の空き地に駐車可能。さらに進んだ江部自治会館前にも駐車可能。

かなり広い竹林で正方形をしているようで、北面、西面、南面に堀跡が残り、竹林の中には入れそうもありません。
南東面の畑と水田の境に石垣跡が残っている。

移築表門のある浄専寺へ徒歩で向かう。
土安神社から東にある野洲北中学校角を北に約450m進み、県道32号を渡り、北集落内の道を約350m北上した北自治会館の東側が浄専寺で南側に古い永原御殿の城門が移築されている。


≪ 歴 史 ≫

永徳(1381-84)、明徳(1390-94)の合戦で軍功をたてた永原大炊助宗行が野洲郡内で知行を得る。
文明十二年 (1480) 永原越前守重秀が小堤、入日岡、田中江に城を構える。
永禄十一年 (1568) 織田信長の上洛戦で六角氏とともに戦い落城する。
元亀元年 (1570) 織田信長の部将佐久間信盛が在城する。
天正元年 (1573) 浪々の身であった永原氏の永原飛騨助実治が信長に許され、再び永原城主となる。
天正十年 (1582) 永原城主永原実治が山崎の合戦で戦死、翌年、深尾清十郎が城主となる。
文禄年間 (1592-96) 永原城は廃城となる。
慶長六年 (1601) 徳川家康の下向時、慶長十九年(1614)、大坂冬の陣や夏の陣、家光の将軍宣下時に永原御殿が利用されている。
寛永十一年 (1634) 永原御殿が大改修される。
貞享二年 (1685) 将軍上洛が停止され、永原御殿は廃止される。


≪ 写 真 ≫


南西側からの永原御殿


南西側の堀跡


南側の土塁跡


南東側の石垣跡


浄専寺の移築城門


現地永原御殿平面概略図(リンク付サムネイル)

≪ アクセス ≫

<公共交通機関>
JR東海道本線野洲駅からバスで江部バス停下車、徒歩約5分。
<車>
名神高速栗東ICを降りて国道8号と合流して北上、野洲川に架かる野洲川大橋を渡り、小篠原交差点信号を左折、東海道新幹線高架下をくぐり、JR東海道本線の陸橋を渡り、久野部交差点信号を直進、北野小学校前交差点信号を右折、水田地帯を北上、野洲市総合体育館前を通り、川を渡り、永原北交差点信号を右折、約200m南東に進んだ土安神社交差点を右折してすぐの西側の竹林が永原御殿跡で説明板前の空き地に駐車可能。さらに進んだ江部自治会館前にも駐車可能。


≪ 位置図 ≫

永原御殿


浄専寺


紹介したお城の数 238城



近江の山城ベスト50を歩く
中井 均
サンライズ出版




近江城郭探訪―合戦の舞台を歩く
滋賀県教育委員会
滋賀県文化財保護協会